同和地区(被差別部落)出身であることを理由に結婚や就職、日常生活などさまざまな場面で不当な扱いを受ける―それが部落差別です。
部落差別はなくなったと思う人もいるかもしれませんが、今もなお理不尽な差別に苦しむ人たちがいます。職場で差別的な言葉を浴びせる、インターネット上で差別的な内容の書込をする、子どもの結婚相手が同和地区の出身であるかどうかを調べるといった人権を侵害する行為が、今でも行われています。一方、国では、差別のない社会の実現を目的とする「部落差別の解消の推進に関する法律」が施行されています。
差別をなくすためには、根拠のない噂話などを鵜呑みにせず、まずは正しい知識を持つことが大切です。県では、7月10日から8月9日を「部落解放月間」と定めており、この期間中は、人権・同和問題に関する講演会等が県内各地で開催されます。この機会に、理解を深め、身近な問題として考えてみませんか。
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