若きアスリートを養成
ホッケー、クライミング、自転車など16競技を対象とし、県内の小学4年生から(小学5年から高校1年生が参加できるトライアウトも併せて実施)参加を募って優れた才能を発掘。選考を突破した候補生は、1年間かけて体力、メンタル、栄養学のトレーニングを受けてアスリートとしての土台固めに励みます。その後各競技の体験を経て自身の進む道を選択。専門的なトレーニングを積み、第一線で活躍できる競技力を培います。
3人の"世代最強"
湖山池の水面を滑るように進む3艇のボート。漕ぐのは鳥取ジュニアローイングクラブ所属の仲倉準翔さん、八木谷公奏さん、今井美緒さん。なんと3人全員が全国チャンピオンです。
昨年10月の新人戦で八木谷さんが頂点に立つと、続く3月の選抜大会では仲倉さん今井さんが男女揃って優勝。全国にその名を轟かせました。
3人はジュニアアスリート事業に参加して競技を始め、ともに刺激し合いながら全国トップレベルの選手に成長。仲倉さんは「ローイングで自分の世界が広がった。日本中の選手と繋がれるのが面白い」とやりがいを語ります。1年生で全国制覇を成し遂げた今井さんは、「中学卒業までに全国大会があと3回。全部勝ちたい」と控え目な口調ながら高い目標を掲げます。
チームメイトであり最大のライバルでもある八木谷さんと仲倉さん。今後も切磋琢磨しながら、さらなる飛躍を誓います。「将来は世界で戦える選手になりたい。夢はオリンピック」。
艇を並べてトレーニングに励む仲倉さんと八木谷さん。互いに「負けたくない」と口にしつつ、高め合うよきライバル
今井さん、練習を終えて。「きつい練習が結果に繋がるとすごく気持ちいい」とはにかむ
西日きらめく湖山池にて。平日は日暮れ前まで練習に汗を流す
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