鳥取県のインフルエンザ対策 

 

感染形態

インフルエンザや風邪のウイルスによる感染形態

接触感染

手を介した感染。患者がくしゃみをした際、口を手で覆って、その手でドアのノブ等を触る。そこを他人が触れる。

飛沫感染

ウイルスを含んだ飛沫物による感染。患者がくしゃみや咳を直接空間に向かってした場合、ウイルスを含んだ大きな粒子が周辺に飛び散る。(1~2m)

飛沫核感染、空気感染

いったん飛び散って器物や着衣などに付着した微細な粒子が乾燥し、空中でただよっているものが吸い込まれて感染するもの

飛沫と飛沫核の違い
  飛沫 飛沫核
感染様式 飛沫感染 飛沫核(空気)感染
直径 5ミクロン以上 5ミクロン以下
落下速度 30~80cm/秒 0.06~1.5cm/秒
周囲の水分 あり なし
到達距離 短い(約1m) 長い

  • 1ミクロンは1mmの1000分の1、インフルエンザウイルスは約0.1ミクロン
  • 飛沫核物質:ウイルスを含む飛沫粒子が直径2ミクロン以下になると、空気中で水分が蒸発し、乾燥縮小した飛沫核になり、長時間空気中に浮遊し、これが吸入される(=空気感染)

かかると全身症状、重症化の傾向

 インフルエンザの場合は38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が強く、あわせて普通のかぜと同様の、のどの痛み、鼻汁などの症状も見られます。さらに、気管支炎、肺炎、小児では中耳炎、熱性けいれんなどを併発し、重症化することがあるのもインフルエンザの特徴です。高齢者や、呼吸器や心臓などに慢性の病気を持つ人は重症化することが多いので、十分注意する必要があります。最悪の場合は死に至ることもあります。近年、小児がインフルエンザにかかると、まれに急性脳症を起こして死亡するといった問題も指摘されています。(出典元:感染症情報センター)

インフルエンザの症状~風邪との違い~
  インフルエンザ 風邪
初発症状 発熱、悪寒、頭痛 鼻咽頭の乾燥感、くしゃみ
主な症状 発熱、筋肉痛、関節痛 鼻汁、鼻閉
熱及び熱型(期間) 38~40度(3~4日間) ないか、もしくは微熱
合併症 気管支炎、インフルエンザ肺炎、脳炎、脳症 まれ

感染力が強い

 インフルエンザは基本的に流行性疾患で、我が国では例年11月~4月に流行しますが、一旦流行が始まると、短期間に乳幼児から高齢者まで膨大な数の人を巻き込むという点や、インフルエンザが流行した年には、高齢者の冬季の死亡率が普段の年より高くなるという点からも、普通のかぜとは異なります。(出典元:感染症情報センター)

早めに症状をチェック!~チェックリスト

インフルエンザの疑いがある場合は、早めに医療機関に行きましょう。

重要ポイント(この3つがそろうことが特徴)

  1. 地域内でのインフルエンザの流行
  2. 急激な発症
    ※前触れとしての鼻水や咳、くしゃみなどが続くことなく、急に高熱になって気付く。
  3. 38度以上の発熱/悪寒

要注意ポイント(次のポイントがそろえばインフルエンザを疑う)

  1. 関節痛/筋肉痛
  2. 倦怠感/疲労感
  3. 頭痛
  4. 寝込む
  

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