防災・危機管理情報


 AD/HDは、「不注意」「多動性」「衝動性」を特徴とする行動の障がいで、7才未満で現われ、少なくとも6か月以上続きます。最近では、約5%の発生率と言われています。
 また、AD/HDは、以前は子どもの時期の障がいと考えられていましたが、大人になってもAD/HDで悩んでいる人が多くいることもわかってきました。
  

AD/HDのタイプ

 AD/HDは、次の3つのタイプ(型)に分けられます。

多動性一衝動性優勢型

 多動性や衝動性の特徴は強く見られるが、不注意の特徴は少ないタイプ。
 男児に多く、最も頻度は低い。

不注意優勢型

 多動性、衝動性は余り見られず、不注意の特徴が強く見られる。
 他の型に比べ女児に多い。

混合型

 多動性、衝動性、不注意のいずれの特徴も強く見られる。
 男児に多く、最も頻度が高い。

支援の方法

 AD/HDは、次のような「だれでも努力すればできそうなこと」と思われる行動のコントロールにつまずきを持ちます。
  • 忘れっぽい
  • 些細なミスをする
  • 考えずに行動する
  • 落ち着きがない
  • 多弁で時間や物の管理ができない
 そのため「なまけている、不まじめ」などと叱責されることが多くあります。結果、本人は自信や希望を失い、自暴自棄になったり、うつ頃向になったりすることもあります。
 教育的な支援や適切な薬物療法によってAD/HDによる問題行動は軽減することが知られています。逆に適切な支援がなされない場合は深刻な問題を引き起こされることもあります。
  

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