防災・危機管理情報


急傾斜地(がけ地)の点検を行う際のポイント

土砂災害の前兆現象

次のような現象を察知した場合は、土砂災害が直後に起こる可能性があります。
直ちに周りの人と安全な場所へ避難するとともに、最寄りの市町村、県事務所へ通報してください。
雨が降っていない場合でも、前兆現象や普段と違う現象がある場合注意してください。
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土砂災害が起こる多くの場合、山の斜面や川の流れをよく観察してみると、事前に危険信号と思われる変化がキャッチできます。特に次の8つの危険信号に注意してください。
前兆現象

あなたの家に危険は迫っていませんか?

土砂災害の危険のあるところは大きくわけて次の3つです。

土石流危険渓流

上流の渓流が約15度以上の急勾配で、その渓流内には多量の不安定な土砂があり、かつ上流に広い集水面積をもっている渓流。このうち1戸以上の人家もしくは公共施設、病院・社会福祉施設等に損害を生ずる恐れのある渓流を「土石流危険渓流」と決めています。

地すべり危険箇所

地すべりを起こしている、あるいは起こす恐れのある区域で、河川、公共施設、人家等に損害を与える恐れのある箇所を「地すべり危険箇所」と決めています。

急傾斜地崩壊危険箇所

傾斜度30度以上、高さ5m以上の急傾斜地(がけ)で、その斜面が崩れた場合に被害が出ると予想される区域内に、人家が5戸以上(5戸未満でも公共施設等のある場合を含む)ある場所を「急傾斜地崩壊危険箇所」と決めています。

チェックリストで確かめよう

下記チェックリストで確認をしておきましょう!

項目

チェックすること

土石流災害
  • 近くに土石流危険渓流の標識がないか。
  • 近くの渓流にかつて土石流のでた話はないか。
  • 渓流の勾配が急で、とくに大量の土砂が堆積してはいないか。
  • 河床に中・高木が育っていない、転石に苔がない渓流ではないか。
  • 上流の山地に崩壊地、裸地が多くみえないか。
がけ崩れ
  • 近くに急傾斜地崩壊危険箇所の標識はないか。
  • 急斜地の角度が30度以上、又は、上部が張出したりしてはいないか。
  • がけに浮石や割れ目、あるいは、わき水や落石などがないか。
  • がけの頂上付近に新しい亀裂ができていないか。
  • 斜面上にある物(道路、樹木など)が変形や移動していないか。
地すべり
  • 近くに地すべり危険箇所の標識はないか。
  • 緩い傾斜地の傾斜が一様でない、(等高線が少なく不揃い)地形ではないか。
  • 斜面に生えている立木が曲がったり、不揃いになってはいないか。
  • 耕作が放棄され、雑草が生えた棚田になってはいないか。
  • がけの上部などに滑った跡のような滑らかながけはないか。
警戒避難
  • 自分の市町村にある危険箇所の図(ハザードマップ)をみているか。
  • ハザードマップ上で自分の家が何処か確認したか。
  • 災害時の避難場所を確認しているか。
  • 避難場所に行くまでの安全な避難路を確認しているか。

  

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