土砂災害とは、大雨などが引き金となって、大量の土砂が崩れたり動いたり、水と一緒に流れたりすることで起こる災害です。また、地震の揺れが原因となる土砂災害もあります。
土砂災害とは一般的に、「土石流」「がけ崩れ」「地すべり」の3種類です。
土石流
谷や斜面に貯まった土・石・砂などが、梅雨や台風などの集中豪雨による水と一緒になって一気に流れ出してくる現象です。破壊力が大きく、また速度も速いので、大きな被害をもたらします。
⇒【砂防事業】土石流の対策事業
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がけ崩れ
地面にしみ込んだ水分が土の抵抗力を弱め、弱くなった斜面が突然崩れ落ちるのががけ崩れです。突発的に起こり、瞬時に崩れ落ちるので、逃げ遅れる人も多く、死者の割合も高くなります。また、地震をきっかけに起こることもあります。
⇒【急傾斜地崩壊対策事業】がけ崩れの対策事業
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地すべり
比較的緩やかな斜面において、地中の粘土層などの滑りやすい面が地下水の影響などで、ゆっくりと動き出す現象です。一度に広い範囲が動くため、ひとたび発生すると住宅、道路、鉄道、耕地などに大きな被害を及ぼしたり、川をせき止めて洪水等を引き起こすことがあります。
⇒【地すべり対策事業】地すべりの対策事業
⇒【地すべり対策事業】事業説明パンフレット(309KB)
※資料提供 NPO法人土砂災害防止広報センター
雪崩とは、山の斜面に積もった雪が、重力の作用によって斜面を崩れ落ちる現象です。
雪崩には厳冬期に多く起きる表層雪崩と春先に多く起きる全層雪崩があります。特に表層雪崩は、速度が速く破壊力が強大で被害範囲も広くなります。
鳥取県は全域が豪雪地帯に指定されており、特に山間部や急な斜面では雪崩の発生の危険性が高いため注意が必要です。
⇒【雪崩対策事業】雪崩の対策事業
※資料提供 NPO法人土砂災害防止広報センター