1 鳥取県教育振興基本計画とふるさとキャリア教育
鳥取県教育振興計画では「自立して心豊かに生きる 未来を創造する 鳥取県の人づくり」を基本理念とし、「自立して生きる力」「豊かな心と健やかな体」「社会の中で支え合う力」「ふるさと鳥取県に誇りを持ち、未来を創造する力」の4つの力と姿勢で未来を拓く子どもたちの育成を進めています。この4つの視点を踏まえ、鳥取県では全ての県立高校で、生徒一人ひとりが、将来、社会的に自立していくために必要かつ基盤となる能力や態度を育てるためのキャリア教育を推進・実施し、夢や希望に向かって果敢にチャレンジし、将来の日本や鳥取県に貢献する気概のある生徒を育成していきます。 |
○キャリア教育とは・・・・
一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、 キャリア発達を促す教育のことです。
○キャリア発達とは・・・・
社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現していく過程を「キャリア発達」といいます。
○キャリア教育で主に育成すべき力
基礎的・汎用的能力・・・「人間関係形成・社会形成能力」「自己理解・自己管理能力」「課題対応能力」「キャリアプランニング能力」の4つの能力によって構成される。
2 鳥取県立高校のふるさとキャリア教育の現状と課題
〇就職率は向上しているが、新規高卒就職者の早期離職率が若干高くなっている現状がある。
〇キャリア教育が勤労観・職業観の育成に焦点が絞られ、社会的・職業的自立のために必要な基盤(「協働」、「レジリエンス」、「問題解決能力」等)の育成が十分とはいえない。
〇一つ一つの活動につながりがなく、単発的なイベントで終わっている現状がある。
〇キャリア教育の各活動の目的を教職員間及び生徒・保護者でさらに共有していく必要がある
〇地域の社会人、卒業生、就労支援諸機関、NPO団体等との協力・協働をすすめ、地域や社会とのつながり・連携を強化していく必要がある。
〇インターンシップの取組をキャリア形成につながる活動にしていくため、学校と企業が生徒に身につけさせたい力を共有する必要がある。
〇地域産業や県外企業の情報を得る機会が少なく、進路選択の幅を狭めてしまうことがある。
〇高校でのキャリア教育の取組を卒業後に地域活性化、起業家等につなげる必要がある。 |
鳥取県教育委員会の重点的な取組
組織的・系統的なふるさとキャリア教育の推進 |
地域、職業を「知る・見る・体験する」機会を増やす |
●体系的なふるさとキャリア教育の全体計画作成
●地域や産業と連携した包括的なふるさとキャリア教育の推進
●大学、小・中学校と連携したキャリア発達支援
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●キャリア塾「ようこそ高校へ」版
●キャリア塾「教えて先輩」版
●インターンシップ、講演、探究型体験学習の拡充
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鳥取県教育委員会では、高校生一人一人の社会的・職業的自立に向けて、必要な能力や態度を育てるキャリア教育を推進しています。
このため、平成27年度からキャリア教育に関する取組を支援していただける企業を「鳥取県キャリア教育推進協力企業」として認定し、連携を図ることで、キャリア教育を推進しています。
本制度に御賛同いただけます企業の方は、所定の応募用紙に必要事項を御記入のうえ、電子メールまたはファクシミリで提出ください。
なお、認定させていただいた企業については、県教育委員会のホームページや県教育委員会刊行物等で紹介させていただく予定です。
<担当>
鳥取県教育委員会事務局高校学校課 指導担当 電話 0857-26-7916
鳥取県キャリア教育推進協力企業認定制度(PDF:169KB)
鳥取県キャリア教育推進協力企業募集要項 (PDF:154KB)
鳥取県キャリア教育推進協力企業応募用紙 (PDF:97KB)