毎年この時期は公文書館前の並木がたくさんの葉を落とします。風情があっていいのですが、濡れるとスリップの元になるので、昼休憩の15分、職員有志が食後の運動を兼ねて落ち葉掃きを行いました。
落ち葉掃きの様子
公文書担当
平成23年11月18日(金)、平成23年度の「記録資料を読む会」第1回を公文書館会議室で開催しました。
第1回は、本文書館の西村副主幹が「戦時下の鳥取県公報を読む」と題して説明し、9名の方に出席していただきました。なお、来週25日(金)に開催する第2回は伊藤総括専門員による「鳥取大震災関係の公文書を読む」です。
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(写真1)講師を務めた西村副主幹
(写真2)会場の様子
公文書担当
鳥取県公報は、条例や規則など県の例規類のほか、県民生活に関するさまざまな告示を掲載しています。また戦前の公報は、国や県の施政方針や事業計画・案内を市町村に伝達する役割も果たしました。
公文書館では、当館所蔵資料のなかでもとりわけ利用頻度の高いこの鳥取県公報について、創刊号から平成12年10月分まで(以降は電子化済み)の件名入力を行っています。本年度に行っている画像の取り込みとあわせて、近日中に一部を公開する予定です。
(写真1)件名目録の入力作業
1号あたり10件程度で、創刊号から7222号(平成12年10月)までの入力を行っています
(写真2)画像の取り込み風景
一枚一枚スキャナーで写し取っていきます
公文書担当
公文書館は、鳥取県に関する多種多様な歴史的公文書を保存していますが、見方を変えれば近代以後のいろいろな紙の文書を保管している場所ともいえます。戦中戦後の物資不足の時代につくられた質のよくない紙や、大量生産された酸性紙などは破れやすく、ワープロ全盛の時代に活躍した感熱紙はすでに文字が消えつつあります。そこで公文書館ではマイクロフィルムや複製本などの複製資料を作成し、提供しています。
(写真1)折り目の部分が劣化して破損した文書
(写真2)感熱紙の原本(左)とコントラストを強めに処理した複製物(右)
公文書担当
第5回公文書館巡回講座を、平成23年9月10日(土)、11日(日)の両日、日野町山村開発センターにて開催しました。のべ127名の方にご聴講いただきました。ご協力を賜りました、伯耆国たたら顕彰会、たたら魅力情報発信委員会、日野総合事務所、日野町、日南町、江府町にはこの場を借りてお礼申し上げます。
(写真1)葛西講師を紹介する足田館長
(写真2)近藤家文書を公文書館が預かるまでの経緯や、
県内(三朝、倉吉、若桜)から見た日野郡のたたらの意義について紹介しました(講師:伊藤)
(写真3)近藤家文書を整理・調査している立場から、
近藤家文書の構造や価値について紹介しました(講師:山内)
(写真4)近藤家文書を長年研究している葛西講師
近藤家のたたら経営について綿密なデータを紹介されました
(写真5)自宅周辺にあるたたら遺構の調査や操業実験の様子などを紹介された池本講師
共同研究される息子さんとのコラボも抜群でした
(写真6)2日目の聴講者(57名)
公文書担当
公文書館は、県庁各課で作成され保存期間が満了した文書のうち歴史資料として重要なものを受け入れ、提供しています。このほど本年度の簿冊の選別作業が無事おわりました。
今年の対象簿冊は、平成22年度末に保存期限が満了した有期限簿冊で、10年保存簿冊が1,995件、5年保存簿冊が2,878件(ただし、電子データのみの文書を除く)。
作業は初めに目録をみながら大まかな選別をおこなったのち、実際に書庫に足を運んで、書棚に並んでいる簿冊の中身を1つ1つ確認しながら行いました。のべ7日間の作業の結果、最終的には10年保存簿冊202件(選別率10.1%)、5年保存簿冊90件(同3.1%)を引継ぐことを決定しました。
公文書担当