2019年6月13日
6月9日(日)、鳥取県立博物館にて「高校生のための古文書ワークショップ」を開催しました。県内の高校生5名が参加し、中世・近世の古文書の原本に触れて、その扱い方を学んだり、くずし字の解読や展示用キャプション作りに挑戦しました。
全員がくずし字を読むのは初めてでしたが、グループで相談したり、辞書を使ったりして粘り強く解読に取り組み、最後はどのグループも質の高いキャプションを製作していました。この経験を今後の学習や進路選択に活かしてくれることを期待しています。
(写真1)県史編さん室職員から古文書を扱う上での留意点を聞いています。
(写真2)緊張しながら、慎重な手つきで原文書を扱っています。
(写真3)中世文書の解読に挑戦。難読文字を相談しながら解読しています。
(写真4)こちらは近世文書を解読。くずし字用の辞書も使いこなしています。
(写真5)展示用キャプションを作成。
話し合いながら、古文書の内容を200字に要約しました。
(写真6)キャプションを作成している様子。
できあがった原稿は自分たちでPCに打ち込み、パネルに貼り付けていきます。
(写真7)キャプションの内容をグループごとに発表
(写真8)完成したキャプション(中世グループ)
(写真9)完成したキャプション(近世グループ)
公文書館 2019/06/13
in 県史編さん室,講座などのイベント
2019年6月10日
現代部会では、6月2日(日)今年度刊行予定の『現代2 経済・社会・文化』に掲載する資料の調査を行いました。
昭和20年代の広報と衛生関係簿冊のなかに、GHQ民間情報教育局の巡回映画の案内や、飲食店の衛生検査結果表示用の印刷物がありました。今回の調査で扱った資料の一部は、現代2に収録します。
(写真2)GHQ民間情報教育局の巡回映画上映の際の注意書き。
映画を「最も効果的に利用するため、主催者への示唆」である。
(写真3)飲食店の衛生検査の結果を表示したビラ。
店頭か店内に掲示されたものと思われる。
日本語と英語で、書体を微妙に変えて記載されている。
(写真4)赤痢の感染予防を訴えるビラ。「起せ、赤痢の国民運動」「清潔で健康な文化日本を建設」
公文書館 2019/06/10
in 県史編さん室,調査
2019年5月29日
鳥取市歴史博物館主催の「おうちだにアカデミー」で、県史編さん室の2名が鳥取市歴史博物館(やまびこ館)地下フリースペースにて講演をおこないました。鳥取地方に関する考古と現代の最新の成果を報告しました。
「鳥取平野の古墳」(4月27日)は参加者23名、「進駐軍は鳥取でなにをしていたか」(5月25日)は参加者30名でした。
(写真1)「鳥取平野の古墳」(4月27日)
講師:東方仁史(公文書館県史編さん室)の講演の様子
(写真2)「進駐軍は鳥取でなにをしていたか」(5月25日)
講師:西村芳将(公文書館県史編さん室)の講演の様子
公文書館 2019/05/29
in 県史編さん室,講座などのイベント
2019年3月13日
平成30年3月9日(土)、鳥取市歴史博物館で占領期の鳥取を学ぶ会の平成30年度活動報告会を行い、51人の方が参加されました。
長志珠絵教授の基調講演では、戦後の占領期研究が進まなかった背景に史料の公開の遅れがあること、占領期研究のなかでも国政や憲法の成立など国家的テーマの研究が先行し、地域へのまなざしが後手に回ってきたこと。船岡村奉安殿の移転問題をきっかけに鳥取県への関心が深まりこの会に参加したこと、鳥取県の取組は、新聞などの地域資料・英文資料・インタビューの3つの要素をもつ他の先例となりうる事業だとの評価をいただきました。
(写真1)木谷・鳥取市歴史博物館館長のあいさつ
(写真2)長教授の基調講演「占領期の地域史資料とGHQ文書」
つづく、西村報告は30年度解読の進捗状況とトピック、チラシに用いた地図・写真の説明を行いました。
小山報告は主に公文書館が所蔵する学校資料(学校日誌)を用いて軍国主義教育から民主教育に転換が図られた占領改革の学校現場の動きを豊富な事例をもとに紹介しました。
澤田報告は、鳥取軍政部教育情報担当将校のJames. K .アリマ中尉の特定、履歴の紹介と軍政レポートにみられる同氏の思想を紹介しました。
横山報告は、アメリカからの救援物資に対して礼を述べた児童が戦艦武蔵の最後の艦長猪口敏平氏の子息だということに着目し、当時の人々のアメリカに対する心情を考えさせる内容でした。
(写真3)西村報告「平成30年度の活動と解読のあらまし」
(写真4)小山報告「鳥取軍政部が行った学校視察」
(写真5)澤田報告「鳥取軍政部教育情報担当将校アリマ中尉について」
(写真6)横山報告「昭和22年天皇の鳥取行幸」
公文書館 2019/03/13
in 県史編さん室,講座などのイベント
2019年3月5日
現代部会では、3月3日(日)来年度刊行予定の『現代2 経済・社会・文化』に掲載する商業金融関係の資料の調査を行いました。
閲覧した資料のひとつに鳥取県地方労働委員会事務局発行の『労働鳥取』がありました。
昭和43(1968)年度から昭和57(1982)年度までの表紙を飾ったのは、倉吉市を拠点に活躍した版画家長谷川富三郎氏の作品です。
(写真1)現代部会資料検討会の様子
(写真2)長谷川富三郎作品を表紙に掲載する『労働鳥取』
公文書館 2019/03/05
in 会議など,県史編さん室
2019年2月5日
平成31年2月1日(金)、新鳥取県史編さん委員会考古部会は、公文書館会議室にて古墳測量図検討会を開催しました。これは、これまで県史編さん事業における古墳測量で作成した県内主要古墳18基の測量図について検討するもので、高田部会長をはじめ県内の考古学研究者、自治体担当者など9名が参加しました。
検討会では、それぞれの古墳について形態、規模、問題点などについて検討し、意見交換を行いました。検討結果は平成31年度刊行予定の『新鳥取県史 資料編 考古2 古墳時代』の編集に反映されます。
(写真1)古墳測量図検討会の様子
(写真2)検討された古墳測量図の写真
県史編さん室
公文書館 2019/02/05
in 会議など,県史編さん室,考古
2018年12月27日
平成30年12月26日(水)、平成30年度 第2回 鳥取県新鳥取県史編さん委員会を開催しました。
公文書館会議室で行われた委員会には、7名の委員に御出席いただき、平成30年度事業の実施状況について報告を行った後、平成31年度事業や資料編刊行後に必要な事業等について協議しました。
(写真1)編さん委員会での協議の様子
(写真2)開会の挨拶をする田中公文書館館長
(写真3)池内委員長(近世部会)
(写真4)坂田副委員長(民俗部会)
(写真5)高田委員(考古部会)
(写真6)秋山委員(古代中世部会)
(写真7)小山委員(現代部会)
(写真8)井上委員(県総務部長)
(写真9)森田委員(県教育委員会次長)
県史編さん室
公文書館 2018/12/27
in 会議など,県史編さん室
2018年12月7日
平成30年12月3日(月)、平成30年度 第2回 民俗部会を米子市の西部総合事務所会議室で開催しました。
会議では、平成30年度事業の進捗状況を報告し、『新鳥取県史 民俗2 民具編』の編さんや、刊行事業終了後の取り組みなどについて協議しました。
民俗部会での協議の様子
県史編さん室
公文書館 2018/12/07
in 会議など,県史編さん室
2018年11月22日
平成30年11月15日(木)、平成30年度 第2回 考古部会を開催しました。会議では、平成30年度事業の進捗状況を報告し、平成31年度事業及び『新鳥取県史 資料編 考古2 古墳時代』の編さんや、刊行事業終了後の取り組みなどについて協議しました。
考古部会での協議の様子
県史編さん室
公文書館 2018/11/22
in 会議など,県史編さん室
2018年11月6日
平成30年10月23日(火)、平成30年度 第2回 近世部会を開催しました。会議では、事業の実施状況について報告し、平成30年度刊行予定の『新鳥取県史 資料編 近世6 因府歴年大雑集』の記事、掲載方法等について協議しました。
また部会終了後、資料編掲載資料の検討会を実施しました。
近世部会での協議の様子
公文書館 2018/11/06
in 会議など,県史編さん室