2017年6月14日
民俗部会は、平成29年度から湯梨浜町教育委員会及び鳥取県教育委員会文化財課と共同で湯梨浜町泊歴史民俗資料館所蔵の漁具用具の再調査(平成21年度に第1次調査を実施)を行っています。
週1回のペースで、湯梨浜町中央公民館泊分館で漁業経験者から漁具の写真を見ながら、使用法や対象魚、使用場所などをお話しいただいて記録化しています。
漁具についての聞き取り調査の様子
6月7日は、湯梨浜町泊で戦前から漁業をされていた90代と80代の2名から聞き取りを行いました。今回の調査は今後刊行される「民俗2 民具編」に反映されます。御協力いただいている泊地区の方々、湯梨浜町教育委員会に御礼申し上げます。
県史編さん室
公文書館 2017/06/14
in 県史編さん室,調査
2017年5月31日
平成29年5月19日(金)、平成29年度第1回新鳥取県史編さん委員会現代部会を開催しました。
会議では、平成30・31年年度刊行予定の『新鳥取県史 資料編 現代1 政治行政編』及び『新鳥取県史 資料編 現代2 社会経済文化編』の調査対象資料などについて協議しました。
現代部会での協議の様子
県史編さん室
公文書館 2017/05/31
in 会議など,県史編さん室
2017年5月31日
平成29年5月29日(月)、平成29年度 第1回 近世部会を開催しました。
会議では、平成29年度刊行予定の『新鳥取県史 資料編 近世4・5因幡編』の刊行スケジュールなどについて協議しました。
また会議終了後、史料検討会を実施し、『因幡編』掲載資料などについて史料を閲覧しながら、協議しました。
近世部会での協議の様子
県史編さん室
公文書館 2017/05/31
in 会議など,県史編さん室
2017年2月7日
民俗部会は、平成29年2月1日、米子市淀江町の特産品である淀江傘の製作用具調査を開始しました。
(写真1)淀江和傘伝承館に展示される和傘
淀江傘は江戸時代、文政期(1818-1830年)に生産が始まったと言われています。淀江町は竹材が入手しやすく、傘を大量に干すことができる砂浜もあり、大正時代には製造業者が71軒、年間生産量が17万本にものぼり、西日本一円に出荷するまでであったといいます。
この淀江傘は洋傘の普及で衰退しましたが、現在は淀江傘伝承の会が中心となって、生産技術を継承しています。この鳥取県を代表する特産品と生産用具を記録化するために、今回は傘骨作りに使用される道具を調査しました。
(写真2)節取り用の鉋(かんな)で竹外側の節を削る様子。
鉋は削る部分が竹の形状に合わせて円形になっている。
(写真3)節(ふし)削りの機械で竹の内側の節を削る様子
(写真4)傘骨の先端を細く削る「骨削り」
(写真5)「骨削り」は福岡県久留米市の小園江鉄工所が製作、正式名称は「最高級傘骨製造機械」とある。
傘骨作りは多くの道具類を使用しています。節削りの機械のように、一見、新しく見える機械類も骨格部分の老朽化で木製から金属製に最近修理したもので、根本的な部分は戦争前のものもあります。古い壊れた機械を別途保管しておいて、部品取りしているそうです。唯一古い木製骨格が残っていた「骨削り」もこの日、金属製骨格に修繕されるため鉄工所に運ばれていきました。
今回の調査は今後刊行される「民俗2 民具編」に反映されます。今後、しばらく調査に御協力いただくことを了解していただいた淀江傘伝承の会の皆様に厚く御礼申し上げます。
県史編さん室
公文書館 2017/02/07
in 県史編さん室,調査
2017年1月4日
元鳥取県史編纂専門委員で、新鳥取県史編さん事業の専門部会委員(中世部会)も務められた日置粂左ヱ門氏が、平成28年度鳥取県文化功労賞知事表彰を受賞されました。これを記念する巡回展と記念講演会が開催されます。
公文書館 2017/01/04
in 県史編さん室,講座などのイベント
2016年12月28日
平成28年12月19日(月)、第2回鳥取県新鳥取県史編さん委員会を実施しました。
公文書館会議室で行われた委員会には、7名の委員に御出席いただき、平成28年度の各部会事業の実施状況について報告を行った後、平成29年度事業等今後の取り組みについて協議しました。
編さん委員会での協議の様子
県史編さん室
公文書館 2016/12/28
in 会議など,県史編さん室
2016年12月6日
平成28年12月2日(金)、平成28年度 第2回 民俗部会を実施しました。
会議では、平成30年年度刊行予定の『新鳥取県史 民俗2 民具編』の基本コンセプト、構成などについて協議しました。
民俗部会での協議の様子
県史編さん室
公文書館 2016/12/06
in 会議など,県史編さん室
2016年11月29日
平成28年11月25日(金)、平成28年度第2回新鳥取県史編さん委員会古代中世部会を実施しました。
会議では、平成29年3月刊行予定の『新鳥取県史資料編 古代中世2 古記録編』の構成・分類・配列などについて協議しました。
古代中世部会での協議の様子
県史編さん室
公文書館 2016/11/29
in 会議など,県史編さん室
2016年11月25日
平成28年11月23日(水)、平成28年度 第2回 近代部会を開催しました。
会議では、平成28年度事業の実施状況を報告した後、平成29年度事業及び資料編『近代5 行政2 経済社会文化』の内容構成や刊行に向けた作業スケジュール等について協議しました。
近代部会での協議の様子
県史編さん室
公文書館 2016/11/25
in 会議など,県史編さん室
2016年11月21日
民俗部会は、平成28年11月16日、米子市の特産品である白ネギを出荷するために調整する用具の調査を米子市彦名町で行いました。
(写真1)米子市彦名町の白ネギ畑
白ネギは長さを58センチメートルに切り揃え、数本に束ねて箱詰めされ出荷されます。そのために葉切り包丁や葉切り専用枠があります。
葉切り包丁は、倉吉市の農具鍛冶が現在も製造販売しており、県内で行なわれる農具市で存在を確認したため今回、白ネギの特産地である米子市で使用する作業の調査を実施したものです。
(写真2)葉切り包丁
(写真3)葉切り専用枠
収穫した白ネギは専用枠に入れて、余分な葉の部分を葉切り包丁で切り落とします。
(写真4)白ネギを枠に入れる様子
(写真5)葉切り包丁で余分な葉を切り落とす様子
(写真6)白ネギを束ね箱詰めする作業の様子
白ネギを出荷するために調整する作業は皮むきや計量、結束などもあり、葉切り包丁以外にも白ネギの根を切り落とすハサミや皮むき器などもあります。調査にご協力いただいた米子市彦名町のT家では、根切り作業に果樹栽培用の摘果ハサミを流用していました。作業によっては農家毎に様々な工夫や流用があるそうです。
今回の調査は今後刊行される「民俗2 民具編」に反映されます。今回、御協力いただいた米子市彦名町のTご夫妻に厚く御礼申し上げます。
県史編さん室
公文書館 2016/11/21
in 県史編さん室,調査