2010年7月17日
九州北部から関東甲信地方にかけて、本日「梅雨明け」が発表されました。
鳥取砂丘も待ちに待った梅雨明け!夏本番へと突入です!!
見てください、この青々とした空! っくぅ~~「夏」です!!
そして3連休初日の今日は朝から大賑わい♪
砂の上を走り回る子どもたちの姿が多く見られました。
その横で大人はヒーヒー、ハーハー 笑。
というのも今日の鳥取市の最高気温は33.7度。砂の温度も急上昇。追い打ちをかけるかのように暖かな南風まで吹いてきて、「暑い、ただただ暑い」そんな1日でした。
日ざしもより一層強さを増し、すでに日焼けして真っ黒になった砂丘レンジャーでさえ、肌がヒリヒリするほど・・・笑。
「夏」を感じたいあなたは、ぜひ鳥取砂丘へ♪
熱中症、日焼け対策をお忘れなく!!(石橋レンジャー)
砂丘事務所 2010/07/17
2010年7月15日
みなさんご存じのとおり、鳥取砂丘の中心部には「オアシス」と呼ばれる涌水池があります。夏には影も形もなくなるほどカラカラになるこの池ですが、今は梅雨。オアシスにはたっぷりと水がたまっています。
‘oasis’とは・・・日本語にすると
1 砂漠の中で、水が湧き、樹木の生えている所。
2 疲れをいやし、心に安らぎを与えてくれる場所。憩いの場。
ここは鳥取砂丘、砂漠ではありませんが、まぁそこはよしとしましょう。確かに水が湧き出しています。
樹木・・・?ではないですが、周辺には多くの砂丘植物が生えています。
そして、まさに今日「疲れをいやし、心に安らぎを与えてくれる場所。憩いの場。」を証明する風景が広がっていました。
まずは、こちら。
トノサマバッタ。
トノサマバッタは年に2回、夏のはじめと秋に姿を見せる大型のバッタです。
次は、バッタはバッタでも
ショウリョウバッタ。
完全にコウボウシバ(砂丘植物)と同化していますが、目をこらすと、うん、バッタです。
日本に分布するバッタの中では最大種、梅雨明け頃から晩秋にかけて現れるようです。今まさに中国地方は梅雨明け目前です。
バッタだけではありません。
トンボたちも集っています。
こちらはシオカラトンボ。
老熟するにつれ、胸部~腹部前方が塩のような灰色の粉で覆われることが名前の由来とのこと。
ちなみに「塩辛」との関係はないようです 笑。
そして、夕焼~け小焼け~の♪
赤とんぼ♪
赤とんぼといえば秋のイメージですが、だいぶ気の早いとんぼなのでしょう。梅雨明けも待たずして、砂丘に登場です。
(「赤とんぼ」と記載していますが、「ウスバキトンボ」の可能性もあります)
毎日、ジメジメとした蒸し暑い日が続いています。
やはり生き物たちも涼しげな水のたまった池を好むのでしょう。
まさにいま、オアシスは「憩いの場」。癒しをもとめた生き物たちで賑わっています。
(谷村レンジャー)
砂丘事務所 2010/07/15
2010年7月6日
7月と言えば・・・・・もうすでに夏ですね。でも、鳥取砂丘では梅雨で天気の悪い日が続いています。
今日は、朝から、霧が立ちこめ・・・真っ白で!びっくり・・・!
霧の中を、吸い込まれるように、砂丘の中へ歩いて行くと・・・・・。
午前9時45分ごろ
観光客の皆さんは・・・すごい! しっかりと、ウォーキングを楽しんでおられました。
青レンジャーも負けずに・・・・オアシスへ移動しました。
すると、オアシスで・・・「とんぼ」を発見!・・・・・
どうですか~? 一生懸命に羽を広げています。
次は~何が見られるかなぁ~と・・・期待していると・・・・・!
あっという間に・・・霧が晴れて、観光客の皆さんの様子がはっきりと・・・・。
しかし、よく風景が変わりますね~・・・。これも、「鳥取砂丘」の見所のひとつ☆ですよね!
午後からは・・・・・また、霧に包まれました。
さぁ~! 皆さん7月に突入しましたよ!
梅雨明けしたら、・・・・・海開き、七夕、海の日、夏休み・・・・・。イベントもたくさんの季節です。
この夏も、鳥取砂丘へお越しくださいね!
お待ちしております。(笑)
石橋レンジャー
砂丘事務所 2010/07/06
2010年6月27日
6月26日(土)に眺めてみようお月様お星様ツアーを開催しました。早速、レンジャー・イエローの報告を聞いてみましょう。
「砂丘に愛を!結局、天候は回復することなく、月食を観察することはできなかった。雨が降っていなければと思うと、残念この上ない。そうはいっても、気を取り直して報告しよう。」
「鳥取大学の塩崎先生、太田先生、ガイドサポーターの安藤先生、中川先生から楽しい話を聞くこととなった。まず、塩﨑先生から、ガリレオが作成した世界初の月の天体観測図について伺った。」
「つづいて、太田先生から月が欠けていく理由とか月食・日食の仕組みを伺った。飛行機で月まで飛んでみたら、何日かかってたどりつく?先生が持っているのは、サッカーボールだがワールドカップは関係ないとのこと。」
「塩崎先生からの提案で、北海道で観測できる月をインターネットを使って中継した。本物の月を砂丘で眺めてほしかったが、映像では月食をみていただくことができた。
「持参の天体望遠鏡の操作を説明している安藤ガイドサポーター。少年に月を見せたかったに違いない。望遠鏡の操作説明をする安藤ガイドサポーターの口調に熱がこもっていた。」
「最後の最後に屋外で双眼鏡を使ってみることになった。漁船の集魚灯を眺めてみる。中川ガイドサポーターが愛用している大型の双眼望遠鏡だ。ほんの少しだったけど、遠くの光を見ることができたと思う。」
「雨に見舞われてしまって、予定どおりには、楽しんでいただけなかったが、先生方やガイドサポーターの興味深い話を聞いてもらって、別の意味で楽しんでいただいたと信じている。だが、もう一度、このツアーには挑戦だ。リベンジツアーの際には、ぜひ、多くの方に参加してほしい。」
イエロー、ツアー報告ありがとう。次回は、きっと、明るい月夜になるはずです。
(おまけ)
「降水確率90%の月夜」とかけまして
「恋するイエロー」とときます。 その心は つきあっても、ふられることが多いです。
砂丘事務所 2010/06/27
2010年6月25日
昨日6月25日に鳥取砂丘を巡視中、近づいてもなかなか逃げないヒバリを見かけました。
「どうしたんだろう? 」と近づいていくと、鳥は飛び去りましたが、オニシバの草むらに卵の3個入った巣を発見!なるほど、ヒバリの親鳥が卵を守ってたんですね。知らずに踏んづけなくて良かった、と胸を撫で下ろしました。
ぐっと近づいてカメラに収めようとすると、上空で「ピルピルチュルチュル・・・」と先ほどのヒバリがさかんにさえずります。さえずるというより「大事な卵に触るな!触るな!触るな!」と文句を言っているという方が近いかも?ごめんなさい、決して盗ったりしませんから、と言い訳しながらシャッターを切り、その場を立ち去りました。
ヒバリの巣とたまご
ついつい気になって、今日も巣の様子を見に行くと、なんと!卵が3つとも孵化していました。
ヒナは生まれた直後らしく、なんとなく湿っていて、羽毛に包まれています。
これまで、砂丘をねじろにする鳥の卵を見かけることはあっても、なかなか生まれたてのところに遭遇することがありませんでした。
卵が無事にかえってくれて、とても嬉しかったです。
このまま順調に成長して、巣立ちを迎え、鳥取砂丘を元気に飛び回ってほしいものです。
孵化して間もないヒナ3羽
ところで、今日は別のポイントでもヒバリらしき鳥の卵を発見。
昨日のヒバリの巣とは違って、草むらにこっそりと巣作りされているわけでもなく、「砂の上に何気なく産み落としました・・・」という様子が気になるところです。あたりに親らしき姿も見かけなかったし、もしかして超放任主義のヒバリが産んだ卵なのでしょうか。こちらも無事に育ってほしいものです。(堀部レンジャー)
砂丘の砂に抱かれた卵
砂丘事務所 2010/06/25