平成30年9月8日(土)、鳥取県立公文書館および県立図書館で開催中の明治150年特別企画展「明治時代の鳥取県―維新から大正改元までの記録―」のギャラリートークを開催しました。参加者は30名でした。
「鳥取県において、明治とはどのような時代だったのか」をテーマに、展示の見どころや資料の詳しい解説を伊藤康専門員が行いました。
公文書館では、明治初期の神社絵図や明治40年代に撮影された県内名所・旧跡の写真などの視覚的資料、さらに明治期における鳥取県の代表的な勧業として、稲作とたたら製鉄を取り上げ、当時の器械や製品を展示しています。
中でも、約100年前に製造された玉鋼を見た参加者は、今でもその輝きが失われていないことに驚きを見せていました。
(写真1)玉鋼を見る参加者
図書館では、明治維新から大正改元までの貴重な文献史料、今から135年前に発行された『山陰隔日新報』(現在の「新日本海新聞」の起点となる新聞)をはじめ県内の新聞、そして鳥取県ゆかりの政治家3人(松田道之・山田信道・岡崎平内)の肖像や書軸などを展示しています。
参加者は、県内外からお借りした明治期の貴重な資料の数々に見入っていました。
(写真2)県立図書館でのギャラリートークの様子
次回のギャラリートークは、10月7日(日)午後1時30分から開催予定です。
公文書館
平成30年8月22日(水)、平成30年度 第2回 現代部会を開催しました。
会議では、平成30年度事業の進捗状況について報告し、本年度刊行予定の『新鳥取県史 現代1 政治行政編』の編集スケジュール及び内容と、県史編さん事業終了後の取り組みについて議論しました。
会議の様子