7月5日~7日及び、7月11日~13日にかけてカニ篭調査を実施しました。
調査方法は3000mあるロープにおもりとカニ篭を付けていきます。
まず、樽とロープを立たせるために水深の半分くらいのところで一つおもりを入れ、水深でもう一つ入れます。後は篭を安定させるために500mまでの間に4~5個おもりを入れていきます。そして500mからようやく篭を取り付けていきます。(餌には冷凍のサバを使用しています。)
ここからは篭を100m間隔で20個篭を入れていき、最後の500mは最初と同じ要領でおもりを入れていきます。
篭は投入後8時間以上浸漬し、回収します。
主に入る魚種はカニとバイ類です。
入網したカニ、バイ類は篭ごとに計測を行います。
計測の内容は、カニはオスとメスを分け、オスは甲幅と爪幅、重量、尾数を計測しメスは甲幅と卵の状態、重量、尾数を計測します。バイは全長と重量、尾数の計測をします。
この調査を2週に渡り4地点行いました。(フロンティア漁礁内及び対照区)
2週目の7月11日~13日の調査では、漁業体験を通して人材を育成することを目的として、境港総合技術高校の生徒3名、教員1名が乗船しました。
生徒には餌の取り付けや計測、当直業務などを体験してもらいました。
生徒達は船酔いもなく、測定の覚えも早く、調査をスムーズに終えることが出来ました。
将来彼達のような若者が鳥取県の水産業を担っていく事を願っています。