梅雨空のもと、青谷上寺地遺跡第17次発掘調査の最新情報をお届けします。
只今、発掘現場では古墳時代の人々が地面に残した穴や溝を調査中。その中には、不要になった土器の破片などを捨てた穴もあり、ていねいに土を取り除くと、たくさんの土器がみつかります。甕や壺などが出土しており、形や文様から古墳時代前期(今から1700年前)に使用されていたものであることがわかりました。
古墳時代前期といえば、青谷上寺地遺跡に繁栄していた村が衰退をはじめる時期。廃棄された土器などから、当時の人々の生活を検討できればと思います。
たくさんの土器が捨てられた穴(土抗」
出土した土器は出土した場所を記録し、持ち帰って接合します。
小さなものも見逃さないよう、慎重に土を掘り下げ中です!