防災・危機管理情報


2018年3月1日

2018年2月28日 沖底(賀露)

本日をもって若松葉がに(脱皮6カ月以内の雄のズワイガニ)の漁期が終了します。
今漁期の若松葉漁は海況が悪く、漁獲量は水産試験場の見通しとは異なり、前年より少なくなったと思います。時化以外にも漁期序盤は隣県での大量漁獲等による価格暴落で若松葉がに以外を狙った操業をしたり、大雪による流通ストップなど、資源量ではない漁獲のマイナス要因が重なった漁期となりましたが、考え方を変えれば、多くの取り残しが出来、来漁期の松葉がに(脱皮後1年以上経過した雄のズワイガニ)の漁獲につながるのではと期待しています。

さて、賀露の若松葉がにの最終漁ですが、隠岐西方海域で好調な漁獲となり、定数いっぱいの水揚げでした。来漁期の隠岐西方海域に期待が持てる感じで、漁業者の顔にも明るい表情が見られました。
若松葉がに(脱皮6カ月以内の雄のズワイガニ) 

今回メインで測定を行ったソウハチ(えてがれい)と若松葉がにでしたが、漁獲の中心はアカガレイで、そのほか松葉がに、ハタハタ、ニギス、クロザコエビ(もさえび)等でした。
ソウハチ(えてがれい) 松葉がに(脱皮後1年以上経過した雄のズワイガニ)
アカガレイ アカガレイの陳列の様子
ハタハタの漁獲の中心は2歳魚でした。
ハタハタ4番 ハタハタ5番

クロザコエビ(もさえび) ニギス(沖ぎす)
今回、ソウハチと若松葉の測定をさせていただいた漁船では、エッチュウバイ(白バイ)を多獲ていました。
エッチュウバイ(白バイ) マフグ(なめらふぐ)

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