防災・危機管理情報


2018年3月1日

2018年3月1日 沖底(田後、網代@県営境港市場)

前日の賀露地方卸売市場に引き続き、若松葉がに(脱皮6カ月以内の雄のズワイガニ)の最終水揚げに立ち会うべく、県営境港市場に来ました。
セリの様子 セリの様子

カニ狙いでの操業を行った船は、若松葉がに、松葉がに(脱皮後1年以上経過した雄のズワイガニ)をそこそこ水揚げしていましたが、若松葉は定数までいっていないような印象でした。
写真右下のようなカニが苦しんでいる際に出る泡で、もこもこになっているタンクを見ることがあります。何か対策が打てないものかということで、来年度、水産試験場では、活ガニの品質向上に向けた保管条件の把握試験を行うこととしてます。漁業者の皆様が苦労して取ってきた貴重なカニを、活きの良い状態で流通させ、蟹取県の名に恥じぬクオリティーで消費者に提供できるお手伝いができればと考えています。
若松葉がに(脱皮6カ月以内の雄のズワイガニ) 若松葉のタンクの泡

松葉がに(脱皮後1年以上経過した雄のズワイガニ)

漁獲の中心は、アカガレイで一部は産卵後の個体となっていました。そのほかタイムオーバーで測定できなかったハタハタ(かなり後ろ髪ひかれる思い)ほか、下の写真のような魚が主に揚っていました。
アカガレイ 全長20cm以上のブランドはたはた「とろはた」
ヒレグロ(やまがれい) マダラ
ミズダコ イバラモエビ

まだまとまった漁獲がされていないようですが、ホタルイカが揚るようになってきました。
ホタルイカ

珍しいところでは、田後の沖底でトラフグを獲っていました。1月にはキジハタ(あこう、あかみず)も揚ったのこと。卸の職員さんから「沖底はなんでも入る」と…確かに以前、浮魚のマサバも獲ってましたし。
トラフグ 活魚のキアンコウ(あまり見たことがない)
あと、沖底かどうかはわからなかったですが、ナヌカザメが出荷されていました。
ナヌカザメ(頭が見えないのはホシザメかシロザメ)

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