市場調査の前日は、日中から天候に恵まれ、市場には多くの魚が水揚げされていました。最も多かったのはサワラで約1,000箱ありました。今年もまずまずの獲れ具合のようです。最も大きいものは90cmありました。
次に多かったのがマダイで約200箱ありました。マダイが獲れ始めると春の到来です。当センターでは、漁業者に協力していただき、毎年、マダイ稚魚の発生量調査を行っています。マダイ稚魚の発生量は、平成25年~29年は非常に多く、平成30年はそれまでと比べるとやや少なく推移していましたが、今後に期待しています。
また、コウイカも獲れだし、30箱の水揚げがありました。そして、コウイカの墨が出て身や台所を汚さないよう、墨を止める処置が丁寧に施された「墨止めコウイカ」も出荷されていました。とても美しかったです。
活魚では、ヒラメ、イシダイ、アワビ、アナゴ、サザエ、アカナマコなどが獲れていました。
賀露と泊の小型底びき網漁船が計5隻出漁していました。ヒラメ、メイタガレイ類、ウマヅラハギなどが獲れていました。
そのほか、コウイカ漁の際、一緒に獲れたと推測されるマダラがありました。大きい方は全長が75cmあり、卵らしきものが出ていました。
現在は、
3月に入り、バイかご漁も始まっています。いよいよ春本番です。