今回は船員が行う整備の様子をご紹介します。
写真は、底ものの魚を調査する際に使うトロール網の修理をしている様子です。
トロール調査では海底を曳く為に、海底の岩に引っかかること等の理由から、網が破れることがあります。
少しの破れであれば、調査中に船の上で修理してしまいますが、あまりに大きな破れになると、
現場では修理出来ないため、一度網を陸揚げして、部分的に網を交換したり、穴の部分を縫い合わせたりして修理しなければなりません。
網修理は調査の合間を縫って、計画的に修理してゆきます。
細い糸を使った地道な作業で、修理した部分が緩むことが無いようにしっかりと力を入れて結ぶために、擦れて指先が痛くなったり、これからの時期は猛暑の中での作業になったりと結構過酷な作業だったりしますが、年間調査スケジュールに支障が出ない様に乗組員全員で協力して修理を行います。
今回は網修理の様子の紹介でしたが、今後、航海や調査に関する事だけで無く整備の様子も沢山紹介したいと
思っておりますので、今後も第一鳥取丸のブログをよろしくお願いします。