鳥取県関西本部主催の県産食材ブランド化生産現場視察及び産地セミナーにて、メゾン・ド・タカ芦屋の髙山シェフをお招きし、淀江でサワラの生産現場視察及び勉強会を行いました。
勉強会では、2016年にブランド化した「淀江がいな鰆」の今後のブランディング戦略の参考に、漁獲3日目の各地のサワラの梱包や魚体の状態等を比較しました。その後、髙山シェフに調理していただき、食べ比べを行いました。
今回比較したのは、淀江がいな鰆(左上)、赤碕船上活〆釣サワラ(右上)、福岡県糸島漁協の特選本鰆(左下)、唯一の瀬戸内代表として兵庫県明石浦漁協のサワラの4尾(すべて1尾ずつ釣り上げられた魚)。
詳細は省きますが、どのサワラも個々に良いところがありましたが、淀江がいな鰆は、処理の良さ、脂のりともに抜群でした。髙山シェフからは、品質の良さをお認めいただき「東京の三ツ星レストランや高級寿司店の販路開拓を行うことが、ブランド力強化の近道」との御意見をいただきました。
参加された淀江の漁業者は、かなり手間のかかる処理を行っていることが味・品質にちゃんとつながっており、有名シェフからの高評価にほっとしていましたが、翌日には、「福岡のサワラより身のしまりを良くするにはどうしたら良いのか?」といったことの相談がありました。
淀江がいな鰆は「日本一の品質」を目標に取り組んでいるので、今回の勉強会は非常によい刺激と自信になったと思います。