令和2年度がスタートしました。
今朝の賀露地方卸売市場は、刺網によるマダイと、かご網によるコウイカ、ウマヅラハギ、釣によるサゴシ、採貝・採藻でのサザエ、アワビ、ワカメといったところが漁獲の主体でした。
![水揚げ状況(賀露)](/secure/1204228/mizuage_karo.jpg)
浜村のマダイ刺網は、3重網を用いて大型個体を狙っており、のっこみ(産卵のためにマダイが沖合から沿岸域に来遊する)の気配が見られてきました。このため、大きいものから小さいものまで各サイズのマダイがあります。価格も例年に比べかなりお得ですので、この機会に是非ご賞味ください。
そのほか、刺網ではマアジやチダイなどが揚がっていました。
ちなみに、マダイは尾びれの淵が黒いのに対し、チダイは赤い違いがあります。
![マダイ](/secure/1204228/madai2.jpg)
![チダイ](/secure/1204228/tidai.jpg)
サゴシ(サワラの未成魚)は鳥取県漁協賀露支所のみが水揚げしていました。
![ヒラメ](/secure/1204228/hirame1.jpg)
ワカメは葉だけでなく、メカブも出ていました。
![ワカメのメカブ](/secure/1204228/mekabu.jpg)
変わったところでは、暖かい海に生息するイラが一本釣で、逆に冷たい沖合域にいるマダラがコウイカのかご網で漁獲されていました。
![マダラ](/secure/1204228/madara.jpg)
【おまけ】
新たに海洋観測も担当することになったので、結果の取りまとめの形式を刷新してみました。
漁業者の意見を聞きつつ、より使い勝手の良い資料としていきます。
4月観測結果↓
https://www.pref.tottori.lg.jp/secure/1204227/202004kansoku.pdf
![時化](/secure/1204228/kaiyoukannsoku2.jpg)
3月31日の赤碕ラインの観測は、沖合域に向かう途中から東風が吹いてきて結構大変でした。