10月1日から4週にわたりズワイガニ漁期前トロール調査を実施しました。
ズワイガニ漁の解禁前にズワイガニの分布密度調査を行うことにより、現存量推定(漁況見通し)を行います。
調査点は鳥取沖・隠岐の島北西沖・出雲沖の全28点です。
山陰地方では、大きくて硬い甲羅のオスのズワイガニを「松葉ガニ」と呼びます。
ちなみに福井県では「越前ガニ」と呼ばれています。
またメスはオスと比較して小さく、山陰では「親ガニ」と呼ばれ、かに汁などによく使われます。
▲オス・メスの簡単な見分け方
オスはお腹の部分が三角形になっていて、メスはお腹の部分が丸くなっています。
▲30分間曳網した後、甲板上で漁獲物を魚種ごとに選別します。
今回の調査では、ほとんどの調査点で大型クラゲ(エチゼンクラゲ)の入網が確認されました。
大型だけあって非常に重たく、数人で力を合わせて取り除きました。
大型クラゲが大漁に入網すると、網が破れるなどの被害の恐れがありますので、漁期には居なくなっていることを願いたいです…
▲ズワイガニのオスとメスの入網の割合は、オスばかりが獲れる硬派な調査点があったり、
断然メスの割合が多いハーレムのような状態の調査点があったりと、なぜそのような現象になるのか、不思議で興味が尽きません。
待ちに待ったズワイガニ漁の解禁(11月6日)が間近です!
沖合底びき網漁船の今期のスワイガ二漁の安全と大漁を願っております!