本校の渋柿「西条」は、大部分ドライアイスで渋を抜いて販売していますが、その他の方法も勉強するため、干し柿作りをしてみました。干し柿を作る場合、干すときに紐に吊るしやすいよう、枝を少し残して収穫するのがポイントです。
収穫したカキは皮を剥きます。西条は溝があるので皮が剥きにくかったようです。包丁の使い方が不慣れな学生も多いので、まだまだ練習が必要そうです。皮を剥いたカキは、紐をつけて湯通しをしたのち、誘引棒に吊るしました。
ここまでできたら、干場へ移動します。雨に濡れないよう、単棟ハウスで干すことにしました。この日は10月30日。いよいよ干し始めです。
約5~7日に1度、手もみも行いました。日を追うごとに、柔らかくなっていくのがよくわかりました。揉みすぎると中身が飛び出てしまうこともあり、適度な力加減で揉むことが大事だと学びました。
(左写真:11月6日、右写真:11月13日 1週間でカキの水分がだいぶ飛んでいるのがわかります。)
11月27日、干し始めてから1か月が経とうという頃、ついに干し柿が完成しました!
食べてみると、「干し柿の食感や甘さが苦手」という学生も多かったですが、干し柿の好きな学生にとっては美味しかったようです。「おばあちゃんの味がする」と語る学生もおり、自分で作った干し柿に、それぞれの感想を抱いていました。