果樹コースでは、昨年12月に鳥取県園芸試験場育成のナシ新品種「新甘泉」の1年生苗木を購入しました。ジョイント栽培用の長苗へと育成していくためには、長さ3.5m(最低でも3.3m)を目指さなければならず、今年春からさらに育成してきました。
(※ジョイント栽培とは、隣どうしの枝を一直線上に連結する技術であり、連結予定場所まで届くような長い苗木が必要となります。)
月に2回程度、伸びた枝を竹支柱に誘引する作業を行ってきました。左の写真(5月14日撮影)では、作業者の背丈と同じくらいの長さだった苗木ですが、約1か月後の右の写真(6月10日撮影)では、作業者の背丈を超えるほどになっていることがわかりますね。
誘引以外にも、ジベレリンペースト塗布(←枝を伸ばす効果があります!)、施肥、除草、そして毎日の水やりを欠かさず行ってきた苗木はぐんぐん成長し、ほとんどのものが目標の長さであった3.5mに到達!無事、12月2日に定植を行いました。
まずは植え付けるための穴を手で掘っていきました。
本日一番のまん丸きれいな穴が左の写真のこちら!右の写真は別の穴ですが、こちらの穴の大きさもバッチリです。笑
苗木を穴にセットし、土壌改良剤を混ぜ込んだ土で埋め戻していきます。
約1時間かけて、10本の苗木を植え付けることができました。この日は時間が足りず、支柱を立てることはできなかったので、棚線に誘引ひもで仮止めをして終了。実をつけるにはまだ数年かかりますが、樹が若い間は、かん水などの作業がとても重要になってきます。これからも、しっかり管理をしていきたいと思います。