【花きコース】2年生プロジェクト紹介 第三弾
農業大学校では2年生になると卒業プロジェクトという研究を行います。
花きコースの2年生3名も各々のプロジェクトに日々励んでいます。
今回は、小谷くんのプロジェクトをご紹介いたします。
小谷くんのプロジェクトは、
「耕種的防除がキク栽培の主要病害虫に及ぼす影響についての検討」です。
耕種的防除とは、圃場を病気や害虫が発生しにくい環境に整えることにより防除することです。
小谷くんは2種類のマルチと防蛾灯を設置した試験区を設定し、効果を検証しています。
春先に挿し芽で増やした苗を5月下旬に圃場に定植しました。
その後、摘心をし、3本仕立てにします。
輪菊は摘蕾という作業もあり、手間がかかります。
お盆と秋の彼岸には、輪菊の'岩の白扇'や'サマーイエロー'、スプレー菊の'イエロースプレー'と'ピンクスプレー'を出荷しました!
試験区では、害虫調査と切り花調査を行います。
小谷くんの研究は品種や試験区が多く、調査も一苦労です。
試験区の採花がすべて終わり、現在は日々データ処理を行っています。
今回の調査で菊の品種によっても、効果のあったもの・なかったものなど、いろいろな違いがある事が分かってきたようです。
たくさんのデータをしっかりとまとめて、1月のプロジェクト発表会がんばりましょう!!