せん定は果樹栽培における冬の主要な作業です。本校では8つの樹種を栽培しており、現在、ブドウ、ブルーベリー、ウメ、オウトウのせん定を進めています。
先日、果樹コースでは、2年生から1年生に引継ぎが行われ、せん定作業以降、1年生が作業説明や作業の指示出しを行います。初めての作業説明は緊張もあったかもしれませんが、事前学習で何冊もの本を読み込み、資料を作成する学生もいました。一方で、説明が不十分な場合には後日説明をやり直しになるケースもあり、事前学習の大切さ、そして、せん定の難しさを痛感していることと思います。
農大のブドウは「短梢栽培」という、枝を直線上に配置したわかりやすい樹形です。他の樹種に比べると、枝の切り方がパターン化されているため、せん定が初めての1年生にとっても取り掛かりやすかったようです。初めこそ戸惑う姿も見られましたが、段々とスムーズに切れるようになってきました。
こちらは、ブルーベリーのせん定の様子です。初めのうちは、枝を多く残しがちでしたが、先輩や先生に指導され、少しずつ思い切りよく切れるようになりました。ただ、何度も見直しをしているうちに、今度は切りすぎてしまうこともありました…程々に切るのが大事なんですね!
ナシやリンゴなど、まだまだ難易度の高いせん定が残っていますが、少しずつ力をつけていきたいと思います。