昨日、久々に操業ができる海況となりましたので、市場調査を行いました。ただ、水揚げは少なかったです。
恐れていましたが、美保湾まで南下してきたサワラの越冬群の規模が小さそうです。かなりの確率で今年のサワラ漁(刺網)も黄信号です。
そのほか、刺網ではヒラマサ、マダイ、イサキが揚がっていました。変わったところでは、アイゴが揚がっていました。あと小型底びき網でヒラメ、ホウボウ、クロウシノシタ等、曳縄釣でサゴシ(サワラの未成魚)が揚がっていました。
【おまけ】
とっとり農業戦略課の臨時的調査研究事業を活用して、超音波エコー画像を用いたトラフグの雌雄判別試験を試行し始めました。シード試験のため、かなり低予算での実施です。ポータブルエコーの制作会社(マダラの雌雄判別装置を販売)、鳥取県漁協淀江支所はえ縄者、活魚料理店の御協力には、本当に感謝です。うまくいけば市場価値の高いオス(白子)を分けて販売できるようになります。
なお、この日、淀江のフグはえ縄の今年初漁で、ご協力いただいている漁船では、22鉢で20尾のトラフグを漁獲していました(サイズは全長38-57cm、最大5.8kg)。
海況が悪い日が続いていますので、この日は、賀露地方卸売市場での市場調査、泊地区での小型底びき網の試験操業、そして淀江漁港でのトラフグ雌雄判別試験とトリプルヘッダーでした。