3月6日(土)、県立公文書館と鳥取市歴史博物館が共同で実施している占領期の鳥取を学ぶ会「令和元・2年度活動報告会」を開催しました。
今回の報告会では、GHQの英文レポートを県民参画で読み解いた成果をもとに、新たに浮かび上がった鳥取県内の占領期の様子を、3名の報告者がわかりやすく解説しました。
このうち、澤田晶子さんは、占領期の鳥取県内の感染症について、1946~47年にコレラ・赤痢など13の感染症がみられ、県市町村で集団検診などの公衆衛生施策が広く行われていたことなどを報告しました。
また、岩佐武彦さんは「進駐軍と軍政隊と私」と題して、幼少時代に米子市内にいた進駐軍の様子を紹介し、西村芳将さんは鳥取軍政部の組織と人事について、隊長をはじめとするスタッフについて詳しく解説しました。
官民連携による地道な取り組みが、鳥取県の新しい歴史を少しずつ掘り起こしています。今後の成果が楽しみです。
なお、この月例会は来年度も開催します。興味のある方は是非御参加下さい。
(写真1)澤田晶子さんによる報告の様子
(写真2)岩佐武彦さんによる報告の様子
(写真3)西村芳将さんによる報告の様子