令和3年6月20日(日)、倉吉交流プラザで、新鳥取県史連続講座「倉吉の民具から暮らしと技術を知る」を開催しました。
本講座は『新鳥取県史』の内容を専門家がわかりやすく解説するもので、昨年度から計6回の予定で開催しています。今回はその第4回として「倉吉千歯」をテーマとする講座を実施しました。
はじめに、倉吉博物館の関本明子主任学芸員から、全国ブランドとなった倉吉千歯の特徴や職人による全国行商の様子について説明していただきました。次に、樫村賢二県立公文書館専門員・県文化財課係長から、倉吉千歯の構造や穂長から推定される制作年代等について解説をしていただきました。
講座後、会場からは「倉吉千歯の全国シェアはどれくらいか」「倉吉以外の地域での生産は無かったのか」等の質問が出されました。
次回は8月22日(日)に「民具を調べる」をテーマに実施する予定です。どうぞ御参加下さい。なお、次回の会場は倉吉交流プラザ第1研修室から視聴覚ホールに変更となります。
また、申込受付は8月7日(土)開始です(申込先:倉吉市立図書館、先着75名)。
関本明子主任学芸員による解説
樫村賢二専門員による解説