美保湾の水温が低下し、ようやく湾内でヒラメが獲れ始めたので境港の中野港に小型底曳網の市場調査に行ってきました。ヒラメの調査は、毎年放流しているヒラメ種苗がどれくらい漁獲物に混ざっているかを調べます。
ヒラメは、無眼側(眼のついていない白い面)を観察し、放流魚だったら黒やグレーの斑点が残っているのでそれを手掛かりに放流漁か否かを判別しています。
ヒラメの他には、ウマヅラハギ(デンボ)やカワハギが水揚げされていました。
左側がウマヅラハギ、右側がカワハギです。早朝4時から水揚げ、選別、仕立てて出荷という作業になります。
貝類では、クロバイ(キンコバイ)やコナガニシ(アカベイ)が水揚げされていました。
メイタガレイ類(メイタガレイ、ナガレメイタガレイ)も水揚げされていました。
その後、賀露に移動し、賀露での市場調査を行いました。引き縄釣りのサワラが多く出荷されていました。
定置でもサワラ・サゴシが水揚げされています。
また、この日は泊、夏泊ともに定置網でマアジが大漁でした。
今年、不調のアカイカです。
来遊量が少ないことに加えて、漁具をフグに噛み切られるトラブルが続いています。
活魚水槽に、イシダイ(左側の写真)とトラフグ(右側の写真)が入っていました。