認知症になっても地域で安心して暮らせる まちづくりを目指して
2023年4月25日
【監修】鳥取大学医学部認知症予防学講座(寄附講座)浦上克哉教授 鳥取県は2022年9月から公式LINE『脳とからだの健康LINE』を開始し、定期的に情報提供を行っています。ここでは、15問の質問に答えると脳の健康リスクがわかる「脳の健康リスクチェック」をいつでも行うことができます。
鳥取県公式「脳とからだの健康LINE」
下記のURLもしくはQRコードから友だち登録できます!
https://line.me/ti/p/%40833clxbt
2022年9月のオープンから約6か月間で、多くの方が何回も「脳の健康リスクチェック」にチャレンジしてくださいました。今回はその結果の一部をご紹介します。 「脳の健康リスクチェック」とは? 鳥取県『脳とからだの健康LINE』では、鳥取大学医学部認知症予防学講座(寄附講座)の浦上克哉 教授の監修のもと作成した「脳の健康リスクチェック」をご提供しています。 身体機能に関する質問5問、生活習慣に関する質問5問、知的活動・交流に関する5問の合計15問に答えると、点数(0~40点)が計算され、それに応じて結果(4段階)を出すという仕組みになっています。点数は低ければ低いほど良いです。 ●0~4点⇒「良い」 ●5~9点⇒「少し心配」 ●10~19点⇒「かなり心配」 ●20点以上⇒「危険」
では、2022年度に「脳の健康リスクチェック」を受けた方々の結果をご紹介します。 実は、「危険」(20点以上)に該当する人は1人もいませんでした。『脳とからだの健康LINE』に登録しているくらいなので、日頃から健康意識が高い方々なのですね! 一番多かったのが「少し心配」(5~9点)で、約6割の人がこのように判定されていました。次に多いのは「良い」(0~4点)で約3割の人が該当しました。 「少し心配」(5~9点)と判定された方は、例えば下記のような人です。脳の健康のために、生活習慣を改善しましょう。 ●運動不足の喫煙者 ●新しいことや外出が面倒な人 ●お酒をよく飲んで食事のバランスが悪く、肥満で血糖値が高い人 など また1割ほど「かなり心配」(10~19点)と判定された方もいらっしゃいました。ここに該当する方は、今日から積極的に生活改善に取り組んでください。 ●耳が遠くて人と会う機会が少ない人 ●肥満・糖尿病・高血圧があるのに運動不足の喫煙者 ●気分の落ち込みがあって社会的な役割や趣味がなく、人とあまり会わない方 など 2023年度は目標を立てて、脳とからだの健康づくりに取り組みましょう! 「脳の健康リスクチェック」は、今のご自身の状態を知っていただき、改善につなげていただくためのものです。15問の質問はそれぞれ認知症のリスクですので、当てはまるものが少なくなることを目指してください。 あれもこれも一気に改善しようとすると結局うまくいかないことが多いので、実現できそうな具体的な計画を立てて、一つひとつクリアしていきましょう。この方が満足感を得やすく、前向きに取り組みやすくなって、結果的に大きな改善を得やすくなります。 鳥取県『とっとり認知症ポータルサイト』では、認知症になりやすい要因と、その理由や対策法などをお伝えする記事を掲載しています。これらを参考に、あなたが取り組みやすい生活改善の目標を考えてみてくださいね!
鳥取県公式「とっとり認知症ポータルサイト」
下記のURLからアクセスできます!
長寿社会課 2023/04/25 | コメント(0)
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