12月14日から中間検査のため新潟のドックにて検査・整備を行っていますので
その様子を一部ご紹介します。
船には自動車でいう車検のような検査があり、本船のようなタイプの船は5年の間に2度は必ずドック入りし、定期的な検査が義務付けられています。
▲曳航されてドライドックに向かう第一鳥取丸の様子です。
ドライドックとは、水路のような場所に船を入れ、入口ゲートを閉めると
巨大なポンプを用いて水路内の海水を抜き、普段点検することが難しい船底・
プロペラ・舵などをはじめ、船の性能維持に関わるところを入念に整備するところです。
▲入渠前、ドライドック内に盤木を設置する様子です。
船をドライドックに入渠させる前には、まず盤木と呼ばれる支えを構築しなければ
なりません。
盤木を設置することで海水が排水された後でも船を直立させておくことが可能となります。
船の形状に合った盤木の設置や船体の位置の微調整がとても重要になってきます。
▲ドライドックに船が入り、海水が排水されている様子です。
普段お目見えすることのない舵やプロペラが見えてきました。
▲船が盤木に乗り、安定しました。
海水の排水が完了すると船体の点検や整備などの作業が開始されます。
▲舵や船底外板の錆打ちの様子です。
▲錆打ちした箇所は錆止め塗装した後、船底全体を綺麗に化粧塗りします。
プロペラは研磨されピカピカになりました。
1月末には検査・整備の全工程が完了し、境港に帰ってくる予定です。