防災・危機管理情報


  

2012年7月18日

倉吉市大谷で四王寺祭の追加調査(民俗部会)を実施

 平成24年7月16日(月)、新鳥取県史編さん専門部会(民俗)では、倉吉市大谷にある四王寺の「しほっつぁん」と呼ばれた祭りの調査しました。

 かつて 「しほっつぁん」は、春祭りとして旧暦2月5日、夏祭りとして旧暦6月5日の2回行われました。現在、農始めの春祭りは旧暦2月5日に近い日、平成24年は2月24日(金)に行い、それについては3月2日の活動日誌で報告しました。今回は、田植えも終わって一段落した時期の夏祭りの報告です。

 現在、夏祭りは子どもたちが参加できるよう祝日である海の日に行われています。子どもたちの神輿渡御(みこしとぎょ)や、四王寺での僧侶による読経、参加者の様子を観察調査しました。今回の調査に御協力いただいた大谷地区の皆様に感謝申し上げます。

大谷地区自治公民館前での僧侶による式典の様子の写真
(写真1)午前8時、神輿の出発前に、大谷地区自治公民館前での読経する僧侶と参列する子どもたち。

教典で頭や肩をたたいてもらう子どもの写真
(写真2)式典後、子ともたちは僧侶にケガをしないように、
また頭が良くなるように一人一人教典で頭と肩をたたいていただきます。

出発する神輿と子どもの写真
(写真3)公民館前を出発する神輿
今年は小学生9名で、特に高学年男子が少ないため、神輿はトラックで運ぶことになりました。

大谷地区内を巡幸する神輿の写真
(写真4)大谷地区を巡幸する神輿の様子

四王寺境内に到着した子ども神輿の写真
(写真5)午前10時、神輿の大谷地区内の巡幸が終わり子ども神輿が四王寺境内に到着

本堂前で子どもたちが記念写真を撮影する様子の写真
(写真6)本堂前で神輿渡御に参加した小学生に幼児が加わって記念撮影

四王寺本堂での式典の様子の写真
(写真7)神輿が到着すると四王寺本堂で式典がはじまります。

教典で参列者の肩をたたく僧侶の写真
(写真8)教典で参列者の肩をたたく僧侶。 これが終わると参列者に四王寺のお札が配布されて祭りは終了します。

四王寺のお札の写真
(写真9)配布される四王寺のお札

大谷地区の人たちが四王寺境内に設営した出店の写真
(写真10)大谷地区の人たちが四王寺境内に設営した出店。境内の式典終了後、参加者全員で楽しみます。

四王寺境内の展望台からは日本海と島根半島も見えた風景写真
(写真11)当日は天候に恵まれて四王寺境内の展望台からは日本海と島根半島も見えました。

県史編さん室

公文書館 2012/07/18 in 県史編さん室,調査

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