防災・危機管理情報


2013年4月30日

2013年5月海洋観測を実施しました

5月分の海洋観測を実施しました。出港時はほどほどの波高でしたが、当時の予報通り後半から大揺れに揺れました。

出港時の様子 場所は多古鼻

こちらは出港時の様子。場所は島根県東岸に位置します多古鼻と言います。沿岸ということもありますが、ほどほどに穏やかで漁船もたくさん見えました。

波が高くなってきた様子

沖に出ると一変、波が甲板上まで上がってくるぐらいの強い時化(しけ)になりました。船内の傾斜計(船がどれだけ傾いているかを調べるもの)では最大25°を指していました。こういった時は最大速度で航走する事はできませんので、プロペラの角度を変えてスピードを少し落とします(本船は可変ピッチプロペラというタイプのプロペラを装備しているのでこういう変速方法になります)。

海洋観測用センサーを下ろしている様子

観測用センサーは真下に下ろします。しかし波に持って行かれるため、規定水深まで下ろすには余分に計算して下ろします。

プランクトンネット捕獲物 

以前ご紹介したプランクトンネットの採集物です。今回は藻が非常に多かったです。海が荒れると海水がかき混ぜられて色々と浮いてくるようですね。

夕日

夕方、若干波が治まった時に撮ってみました。写真では見える範囲が限られますが、実際に見るととんでもないパノラマです。夜間、船は真っ暗な状態で走りますので、特に晴天の新月の夜なんかは星の多さに度肝を抜かれます。昼間も視界360度ぜんぶ海です。いやぁ、みんな地球に住んでいるんですね。

 

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