防災・危機管理情報


2013年5月17日

2013年5月春イカ漁場形成調査を実施しました


春イカ形成漁場調査、通称イカ釣り調査を実施しました。内容は一晩中ひたすらイカを釣るというものです。
イカを釣るといっても、竿や手繰りで釣る訳ではありません。自動イカ釣り機を使用します。

自動イカ釣り機の画像

こちらがイカ釣り機です。回転している部分が見えるかと思いますが、これで疑似餌の付いたテグスを上下させます。巻き上げる動作には緩急があり、疑似餌に動きを付けることでイカの気をひきつけます。

また、集魚灯を点灯させます。

集魚灯

集魚灯とは簡単にいえば非常にまぶしいライトです。危険なくらいまぶしくて、長時間見てしまうと、目が痛くなります。まぶしいだけでなく、肌も日焼けします。水中での透過性も高く、広範囲の魚類を集めます。もちろんイカも集まります。

釣れたイカはイカ釣り機下方の白いトイを流れて、1カ所に集められます。
そこで体長を計測したり、標識を付けて放流したりします。

魚体長計測(パンチング)

こちらは体長を計測している様子です。パンチングといって、目盛りのついた防水用紙に千枚通しで穴を開けます。穴を開ける位置はイカの胴体の根本です。

イカ

獲れたイカです。一部持ち帰って解剖します。サイズ的には全体的に小さめだし、身も薄かったです。

スルメイカは1年で成熟し、産卵期を超えて年を越すことはないそうです。産卵前のイカは、とても大きく、分厚くて食べ応えがあります。今回獲れたイカは今年生まれた若いイカなんでしょうか、身が薄く皮も柔らかいです。

 

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