2013年12月11日
今回の調査は、11月後半に時化が多かったため12月観測と秋イカ漁場形成調査を同時に行いました。 12月になり海が時化ることが多く、今回の調査も一週間ぶりにようやく出港することが出来ました。 海洋観測用クレーンです。このクレーンでCTDを海底近くまで降ろし(深い所では1.000メートル)水深毎の水温、塩分濃度を計測します。この調査を今回は鳥取県沖の決められた28地点で行います。 夕方になり少し海が時化てきました。やはり冬なだけあり、なかなか天気の良い日が続きません。この後イカ釣りを始めます。 夜になり船を安定させるためのパラシュートアンカー投下後、イカ釣り調査が始まります。イカを集めるための集魚灯を点灯させると、夜では何も見えない船の上でも昼間より明るい状態です。この光にイカ以外にイワシなどの小魚が集まり、それを狙いカモメも集まります。 こちらの写真はイカ釣り機です。この機械が船の左右に合わせて6機あり、一つの機械にイカの仕掛けが二つ付いています。釣れたイカは機械の下にある水の流れる樋(とい)に落ち、船尾に流れ水槽に集められます。 釣れたイカです。6時間操業し500杯近くのイカが釣れました。今回のイカはサイズが大きいものばかりでした。 操業終了後パラシュートアンカーを揚げ、残った地点の海洋観測を行い、無事境港に入港しました。 今年の第一鳥取丸での調査はこれで終了です。来週からは船の中間検査のためドック入りとなります。
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