11月20日(木)にまき網漁船より隠岐北方で混獲され、境漁港に水揚げされたダイオウイカを11月27日(木)に測定しました。
水揚げから測定までの一週間は、山陰旋網漁協さんの冷凍庫で保管していただきました。
測定データ
外套長(胴体の長さ) 192センチメートル
胴まわり 119.5センチメートル
全長 推定8メートル程度(触腕がないため測定不能)
体重 約130キログラム
肉厚 5センチメートル
性別 メス
卵巣重量 3.22キログラム
解凍して生の切り身を食べてみましたが、一般にアンモニア臭いと言われていますが、全くそのようなことは無い一方、非常に塩辛く、にがりのような味もしました。
また、薄切りにしてブライパンで炒めましたが、水分が多く、身の水分で水ゆでの状態になり、やはり塩辛く食べられませんでした。
食べるには、塩抜き等の方法を検討する必要があります。
なお、少量の身を冷凍保存しましたので、料理方法を考えて来年9月に水産試験場で行う一日開放日(海と魚の学習日)で来場者に皆様に食べていただこうと考えています。
ダイオウイカ(水揚げ時に重さに耐えきれず胴と頭の部分が分かれました。)
胴をノコギリで輪切りにしてみました。
肉厚を測定すると5センチメートルありました。