現在掲げている、平成22(2010)年度を終期とする財政誘導目標は、次のとおりです。
平成23(2011)年度以降についても、全体として将来負担を抑制し、財政健全化と次世代への投資のバランスをとりながら財政を運営して行きます。具体的な「財政誘導目標」等については、平成22年度終了時点までに再度検討・設定します。
数値目標(決算段階の数値)
- 平成22(2010)年度の基金残高≧300億円
- 実質的な借入金の平成22(2010)年度残高≦平成18(2006)年度残高
※実質的な借入金残高=県債残高(臨時財政対策債を除く)-基金残高
考え方
- 更なる行財政改革により財源をねん出します。
- 一定以上の基金を確保しながら、借金残高を現在より増やさない範囲内において、鳥取新時代に向けた施策に集中的に還元します。
- 地方税財政制度の変更の状況等を踏まえながら、必要に応じて柔軟に見直しを行いつつ、財政破たんを回避します。
毎年度の予算編成に当たっては、1.「財政誘導目標」の実現に留意しつつ、費用対効果、優先順位などの意識をしっかり持ち、最少の経費で最大の効果を上げるよう、事業全般にわたって内容を精査し、県庁組織のスリム化を図り、行財政改革を断行するとともに、県民、NPO、住民団体、企業、市町村等のほか、他地域などとの連携にも配慮し、様々な場面において寄せられる県民からの意見・提言を十分に検討、反映させ、大胆な選択と集中により必要な諸施策を実施します。
また、地方税及び地方交付税を含めた一般財源総額の確保を、他県とも連携して、国に対して強く求めていきます。