市町村は住民の日常生活に直結し、地域社会の運営について一義的な責任を持つ行政主体であることから、住民に最も身近な総合的な行政主体としての取組を行います。また、県は、より広域的な対応が求められる課題、市町村間の調整を要する課題等に重点化した取組を進めます。
地域づくりを進めるためには、これら県と市町村の取組を連携・協力させていくことが欠かせませんので、それぞれの取組がうまくかみ合い、相乗効果を上げて機能するよう、連携・協力を進めます。
県民、NPO、住民団体、地域活動を行う者・団体等による地域づくりを始めとする様々な活動が円滑に進むよう、県は、それぞれの役割分担を踏まえ、市町村と連携・協力して、地域の課題を地域で解決する体制の構築に向けた取組を進めます。市町村が行う県民、NPO、住民団体等の活動に対する支援や、活動のための環境づくり・基盤づくりについては、県は、市町村の活動を尊重し、市町村と連携・協力しながら、更にその活動が円滑に進むよう効果的な支援等を行います。
従来行政が専ら担うべきとされてきた分野であっても、県民、NPO、住民団体等が関わる取組が今後多くなってくるものと考えられます。