本書は、昭和戦前期の鳥取県の様子がわかる行政資料に加え、明治初頭から昭和戦前期までの県外・国外への移住、天皇・旧藩主と鳥取の関わり、社会政策、宗教といったテーマに関する重要資料を約400点を収録しています。旧『鳥取県史』刊行後に新たに発見された資料や、注目されるようになってきたテーマを、各分野の研究者が新たな視点でとりあげた新鮮さあふれる資料集となっています。ぜひご活用下さい。
体裁
A5判上製本(布クロス装、函入) 865ページ
本文の内容をPDF形式で収録したCD-ROM付き
頒布価格
5,000円
頒布窓口
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収録内容
目次(pdf形式 804KB)
【行政2】
第1章 戦前期鳥取の概要と市町村合併
第1節 昭和戦前期鳥取の概要
第2節 大正・昭和戦前期の町村合併
第2章 移住から見た鳥取の近代
第1節 福島移住と開墾
第2節 北海道移住と屯田兵
第3章 天皇・皇族・旧藩主家と鳥取
第1節 行幸・行啓と宮家の来県
第2節 大正・昭和天皇の大喪と大典
第3節 天皇・皇族の救恤と伝承
第4節 池田家の活動
第5節 主な池田輝博・仲博・幸子賞状
【社会】
第1章 社会運動
第1節 新政反対一揆
第2節 部落改善・融和運動
第3節 米騒動
第2章 社会事業
第1節 社会事業の展開
第2節 共済委員と方面委員
第3節 婦人会
第4節 青年訓練所
第3章 保健衛生
第1節 医療と助産
第2節 伝染病対策
第3節 無らい県運動
第4節 無医村対策と社会保健委員の養成
第4章 移民
第1節 北米カナダ移民
第2節 ブラジル移民
第3節 満蒙開拓団
第4節 満蒙開拓青少年義勇軍
第5章 戦時下の県民生活
第1節 国民精神総動員運動
第2節 常会・部落会
第3節 軍需産業への従事
第4節 勤労奉仕
第5節 学徒勤労動員
第6節 防空
第7節 疎開
第8節 物資統制
第9節 生活の制限
第10節 在日朝鮮人
第11節 戦時下の米子の記録
【宗教】
第1章 明治前半の状況
第1節 神仏分離と大山
第2節 明治初年の社寺整備・存廃をめぐる動向
第3節 明治前半期の祭礼とその空間整備
第4節 鳥取の国学者・神職たち
第5節 鳥取県における国家的神社の整備・運営
第6節 明治前半の大山にむけられた視線
第2章 明治後半の状況
第1節 宗教/神社行政の形成と鳥取県神職会の成立
第2節 明治後半都市農村の祭礼空間の様子
第3節 日露戦後の神社合祀
第4節 日露戦後「非公認」神祠仏堂の取締徹底
第5節 古社寺保存と大山寺
第3章 大正期の状況
第1節 県神社行政の新たな方向性の登場
第2節 明治神宮造営とそれ以後の神社境内
第3節 代替わりのなかの地域社会と神社
第4節 神社合祀その後
第5節 社寺宗教・「類似宗教」をめぐるさまざまな動向
第6節 文化財行政の確立と社寺
第7節 招魂社祭礼と大正期の都市空間
第4章 昭和戦前~戦時期の状況
第1節 神道国家的状況の形成
第2節 県内神社界の動向
第3節 神道国家的状況下の地域実態
第4節 宗教団体法と諸宗教の動向
第5節 戦争下の祈願・顕彰・慰霊
第6節 戦時下の社寺宗教と民俗
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