基本情報
心理判定員 大下 知世
福祉保健部 福祉相談センター
平成28年度採用
現在の業務内容
知的障がい者が対象の療育手帳の判定が主な業務です。基準に該当するか、また障がいの程度などを調べます。手帳取得後も5~10年毎に状態を確認し、必要に応じて生活のための助言や情報提供などを行います。他にも関係機関からの照会への回答等、市町村や関係機関と連携して知的障がい者の生活の支援を行います。
仕事のやりがい
療育手帳を持つ18歳以上の方に直接お会いするので、当事者や家族の方の思いを直接的に感じることができます。困難さを抱える方も多いですが、必要な情報をお伝えできたり、大変さを共感的にお聴きしたりすることで、少しでも安心した表情が見えたり言葉を聞けたりした時は少しほっとします。
入庁して驚いたこと
出退勤がICカードで管理されていること。
県職員を志望した理由
愛着のある地元に貢献したかったこと、また学生時に学んだ心理学を活かせる仕事だったことが理由です。卒業後すぐは福祉職心理コースの募集がなく、非常勤職員の試験を受けて3年間勤務し、その後周囲の方の勧めもあり正職員の試験を受けました。
職場の雰囲気
児童相談所など複数の機関があり、ストレスフルな業務もある職場ですが、明るく、温かい雰囲気です。
その他(仕事で心がけていること、つらかったこと等)
話を聴く業務が多いので、受容的に受け止めながらも、的確に聴くように意識しています。所内の業務として夜間や休日の対応もあるため、勤務後や休日はストレスをため込まないように心がけています。家族の理解と協力も欠かせません。
県職員を目指す人へのメッセージ
福祉専門職は対人的な業務が中心で、心身ともにエネルギーを使いますが、社会の中で重要な仕事の一つです。上手く行かず落ち込むこともありますが、色々な人の人生の一部に関わる仕事はとても興味深く、自分自身も人として成長できる仕事だと感じます。
ある1日のスケジュール
8:30 |
勤務開始 |
9:30 |
療育手帳判定 |
10:30 |
判定会議 |
12:00 |
昼休憩 |
13:30 |
判定記録作成 |
16:00 |
協力医師による診察の対応 |
17:30 |
退庁 |