学校の文化部活動は、芸術文化をはじめ、生活文化、自然科学、社会科学、ボランティア等に興味・関心のある同好の生徒が参加し、各文化部活動の責任者の指導の下、学校教育活動の一環として行われ、本県の芸術文化等の基盤を担っています。
しかし、部活動の一部には、文化部活動を含め、長時間の活動を行ってきた状況もあることから、生徒の自主的・自発的な参加となるよう生徒が参加しやすいように実施形態などを工夫するとともに、生徒の生活全体を見渡して休養日や活動時間を適切に設定するなど生徒のバランスのとれた生活や成長に配慮することが必要です。
そこで、本県では、文化庁が平成30年12月に策定した「文化部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」に則り、「鳥取県文化部活動の在り方に関する方針」を策定しました。
1 方針の主な内容
<適切な運営のための体制整備>
・校長は、県及び県教育委員会が策定した方針に則り、「学校の文化部活動に係る活動方針」を策定し公表するとともに、文化部顧問は年間活動計画並びに毎月の活動計画及び活動実績を作成し、校長に提出する。
・校長は、教職員間で活動方針等の共通理解を図るため、部活動顧問会議等を開催するとともに、学校全体または部活動毎に部活動の運営方針等を保護者に説明する。
<適切な休養日等の設定>
・原則として、週末のいずれかを含む週1日以上の休養日を設ける。
・原則として、1日の活動時間は、長くとも平日では3時間程度、学校の休業日は4時間程度とする。
<生徒のニーズを踏まえた環境の整備>
・校長は、部活動が生徒の自主的、自発的な参加により行われるものであることに鑑み、部活動への加入は原則として、生徒が自由に選択できるようにする。
2 方針
・鳥取県文化部活動の在り方に関する方針(350KB)
・同方針資料(別紙1・別紙2・別紙3)
3 参考
・文化庁「文化部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」
・鳥取県運動部活動の在り方に関する方針