4月下旬以降は、夏日、真夏日と急に暑くなることがあり、熱中症で救急搬送される人が増えてきます。「夏じゃないから大丈夫」と思わず、早めの予防を心掛けましょう。
熱中症は、高温多湿な環境に体が適応できないことで生じるさまざまな症状のこと。体が暑さに慣れていないこの時期は、最高気温が30度以下でも、熱中症になることがあります。
特に高齢者や幼い子どもは、体温の調整がうまくできず、暑さや喉の渇きを感じにくいなどの特徴があります。本人の自覚がないまま熱中症に陥りやすく、より注意が必要。緊急搬送された熱中症患者の約半数は、高齢者が占めています。
農作業や外出の際には体調の変化に気を付け、こまめに水分補給を。また、地域での見守りや、家族や友人同士で声を掛け合うことも大切です。
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