まだ食べられるのに廃棄されている「食品ロス」。削減するには、「買い過ぎない」「作り過ぎない」など一人一人の工夫が大切です。
農林水産省や環境省の推計によると、2016(平成28)年度の日本の食品ロスは年間約643万トン。国民一人当たり茶わん約1杯分の食べ物を毎日捨てていることと同じです。これは同年度の世界の食糧援助量約350万トンの約1.8倍に相当します。
食品ロスは、食料を大量に生産、輸入する一方で大量廃棄する矛盾のほか、ごみ処理費用の増大、さらに温室効果ガス排出など、さまざまな問題も含んでいます。
県内には、食べ残し削減や、食材使い切りに取り組む飲食店や小売店など(「とっとり食べきり協力店」)が70店舗以上あります。こうした店の利用や、適量の消費・調理時の工夫などで捨てられる食品を減らしましょう。
|