防災・危機管理情報


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基本情報

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農林技師 朱 夏希

農林水産部 倉吉家畜保健衛生所 病性鑑定室

平成27年度採用

 

現在の業務内容

 私は獣医師として主に病性鑑定室で病理検査を担当しており、牛、豚、鶏など家畜における伝染性の病気の診断、摘発を行っています。また当所では、地域の家畜衛生向上・畜産振興のための様々な事業の実施や、抗菌薬の適正使用、野生動物侵入対策、暑熱対策、その他広く飼養衛生管理に関わる指導・助言なども行っています。

 

仕事のやりがい

 現場が近く、生産者の方々の顔が見える仕事なので、結果が目に見えるためやりがいを感じやすい職場です。診断がつかないこと、問題の原因が分からないこと、あるいは対策に苦慮することなども多々ありますが、他の職員や関係機関一丸となって原因を突き止め、病気を克服し、農家さんに喜んでもらえた時には、とても嬉しく思います。

 

入庁して驚いたこと

 想像していたよりも、獣医師としての知識や専門性を求められますが、その一方で獣医師としての裁量もあり、責任とやりがいも大きい職場でした。県内、中四国地域、あるいは国レベルで開催される様々な研修会があり、また職員の学会への参加も積極的も推奨しており、専門的な知識を得るための機会が多く用意されていることも入庁してから知りました。

 

県職員を志望した理由

 獣医師として、より公共性の高い仕事に就きたいと考えていました。学生当時に国内において口蹄疫など重大な病気の発生があり、このような伝染病の予防に関わりたいと考え県職員を志望しました。また自然が多く、県内各地域にそれぞれ魅力的な特色があることや、学生時代に楽しく過ごした地であることも鳥取県を選んだ理由の一つでした。

 

職場の雰囲気

 普段から職員間のコミュニケーションが多く和気あいあいとしています。幅広い年代の職員からなり、また皆それぞれの得意分野があって相談できる人が多いため安心して仕事ができます。各業務担当はあるものの、業務の大きさや緊急性に応じて役割を超えて全員でフレキシブルに動くので、チームとしての一体感があります。

 

その他(仕事で心がけていること、つらかったこと等)

 産業動物は生産者の方にとっては財産ですので、私たちの業務は時に生産者の方の生活基盤を左右することになります。あいまいな結果のままお伝えしないこと、また納得いただけるようしっかり説明するといったことを、日頃から心がけています。

 

県職員を目指す人へのメッセージ

 県における家畜保健衛生分野の業務は、対象としている動物種や病気が広範囲にわたり、獣医師としての知識や技術を多く求められますが、診断やその後の対策・予防にかかわる裁量も大きく、獣医師らしく働ける場でもあります。獣医学を通じてこれらの産業にかかわることで広がる知見や世界も多いため、ぜひ一度興味を持っていただけたら幸いです。

 

ある1日のスケジュール

 8:30 勤務開始
 9:00 農場巡回(検診、衛生指導、採血等)
12:00 帰庁、昼休憩
13:00 病理検査(組織切片の作成、切片の顕微鏡観察など)
17:00 報告書の作成
18:00 退庁
  

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