防災・危機管理情報


当事者とその家族に寄り添う ~盲ろう者支援センターに相談を~

  盲ろう者(視覚と聴覚に重複して障がいのある人)が地域で生活するには三つの困難があります。それは「移動」「情報入手」「コミュニケーション」。鳥取県盲ろう者支援センターは、当事者やその家族をサポートしています。身近に困っている人がいたら、センターにご相談ください。
  県内で暮らすおよそ70人の盲ろう者のうち、センターが支援しているのは現在約30人。「補助具を使いたいが、申請はどうしたら」「周りに迷惑を掛けないように外出したい」など当事者の相談のほか、「自分に何かあったときにどうしたら」と家族からも相談が。センターは情報提供や通訳・介助員の同行、適切な機関への橋渡しなどによって丁寧に応じています。
  また、コミュニケーション訓練や県内各地での交流会も開催。障がいの程度や発症時期などによりコミュニケーションの方法は異なります。センターではその人に最適な方法を共に見つけ、意思伝達ができるように訓練。交流会で互いの意思を伝え合い、困り事を共有することから解決策につながる場合も。センター事務局長の菅澤(すがさわ)則夫(のりお)さんは「同じ立場だからこそ分かることがある。集まることはとても大事」と話します。
  8月には米子市で「第29回全国盲ろう者大会」が開催されます。理解を深める良い機会です。

盲ろう者をサポート

コミュニケーション訓練
  盲ろう者のコミュニケーション方法は、触手話(しょくしゅわ)指点字(ゆびてんじ)などさまざま。その人に最適な方法を訓練します。

音声会話
  聴力が少しある人に、耳元または補聴器のマイクに向かって話す。
耳元で語りかけている写真

触手話
  相手の手話が見えない人は、手話の形を触って読み取る。
触手話のようす

弱視会話
  視力低下、視覚が狭いなどの状態に合わせて見える範囲で手話を表し、読み取る。
弱視会話のようす

指点字
  点字タイプライターの代わりに、左右の人さし指から薬指の6指に直接打って、読み取る。
指点字のようす

通訳・介助員の派遣・養成
  盲ろう者の外出時に、移動とコミュニケーションを支援する通訳・介助員を無料で派遣します。初めての利用には、登録が必要。詳細はセンターへお問い合わせください。
  また、通訳・介助員を養成する講習会も開催しています。「お知らせ」をご覧ください。
介助員と利用者の写真

(写真提供は全て、鳥取県盲ろう者支援センター)

鳥取県盲ろう者支援センター

開所時間 午前8時30分から午後5時30分(平日のみ)
場所 米子市加茂町
電話 0859‐30‐3830 ファクシミリ 0859‐21‐1537
メールアドレス t-db-sc@tottoridb.jp
https://tottori-db.com/tottoricenter/


第29回全国盲ろう者大会

  全国の盲ろう者とその家族、通訳・介助員などが一堂に会し、情報交換を行う「全国盲ろう者大会」。今年は鳥取県で開催されます。
  詳細は、お問い合わせください。
【日時】8月28日(金)から30日(日)
【場所】米子コンベンションセンター(米子市末広町)
【問い合わせ先】 鳥取県盲ろう者支援センター(上記を参照)

【問い合わせ先】 県庁障がい福祉課
電話 0857‐26‐7201 ファクシミリ 0857‐26‐8136
メールアドレス shougaifukushi@pref.tottori.lg.jp



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