多様な「つくる」が始動
県は美術館の整備に当たり、専門家や地域団体、県民などの意見を踏まえた鳥取県立美術館整備基本計画を2018年(平成30年)に策定しました。同計画によって、新たな美術館は
▽次代を担う子どもたちを中心に「人をつくる」場
▽地域活性化に貢献する「まちをつくる」拠点
▽県民一人一人が主体的に関わる「県民がつくる」機会
という三つの役割を担うことに。これらの多様な「つくる」活動を展開させることから「未来を『つくる』美術館」がコンセプトです。県は、設計・建設が本格化する本年度、「美術館整備局」を現地に設置。地域や学校との連携、さらに文化・観光面での県全体の取り組みも進めます。
美術館を地域活性化の好機と捉える県中部では、5市町官民による「県立美術館と共に歩む中部地区の集い協議会」が活動中。7部会が観光・経済、まちづくりなどの課題に取り組んでいます。その中から、美術館づくりに貢献したいと願う住民の自主活動から始まった「応援団部会」を紹介します。
倉吉市に建設される県立美術館。県民全体が集まる「広場」としての機能も担っている
県立美術館の外観イメージ
県立美術館内『ひろま』のイメージ。屋内外の仕切りを感じさせず、開放感にあふれる
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