防災・危機管理情報


若手職員へのインタビュー

基本情報

写真_中島児童指導員

児童指導員 中島 萌々子
子育て・人財局 米子児童相談所  
令和元年度 採用

現在の業務内容

 虐待や非行、家庭の事情などによって一時保護された児童の生活全般の支援・指導、学習支援、行動観察を行っています。そのほか、運動や余暇活動など、一人一人に合わせた活動を通して、子どもたちが安心して生活を送ることができるような環境を整えています。

 

仕事のやりがい

 様々な環境の中で育ってきた子どもたちに対して、安心感を提供することは簡単ではありません。日々、試行錯誤しながら子どもたちと向き合い、できなかったことができるようになった時や笑顔が見られた時、ありがとうと言われた時は嬉しい気持ちになり、大きなやりがいを感じるとともに、子どもたちのために「もっと頑張ろう!」とやる気も沸きます。
 人の人生に踏み込む仕事であり、責任は大きいですが、「信じてくれる大人がいること」、「あなたは誰かの大切な人であること」を子どもたちへ直接伝えていけることがこの仕事の魅力ではないでしょうか。子どもたちが大人になってからも、「そういえば中島さんって人がおったなあ…」と覚えていてくれたらとても嬉しいですね。

 

入庁して驚いたこと

 福祉専門職ならではの勤務形態ではあると思いますが、遅番勤務や宿直勤務などがあることに驚きました。

 

鳥取県職員を志望した理由

 小学生の頃、近所に児童養護施設があり、中学高校時代には福祉系のボランティア活動に参加していたこともあって、福祉に関わる機会が多かったのですが、そこで福祉の大切さや必要性を知り、これを必要としている人の役に立ちたいと思って、大学では福祉学を専攻しました。元々、鳥取県の福祉の向上に貢献したい、幅広く福祉を学びたいという思いがあったので、異動を通じて様々な分野で経験を積むことができる県の社会福祉職を志望しました。

 

職場の雰囲気

 通常業務に加えて、緊急対応も多いため、忙しい職場ではありますが、明るくて優しい方ばかりで、穏やかな雰囲気で仕事ができています。職場のみなさんとのコミュニケーションにより、ストレスはかなり緩和できています。日ごろからしっかりコミュニケーションを取っていると、緊急時の連携がスムーズになるメリットもあります。

 

心掛けていること

 一時保護の理由は児童一人一人異なるため、一時保護に至った経緯を理解し、子どもと接する上での注意点を職員間で密に情報共有しています。また、子どもの言動に関して、良いところは褒め、良くないところは怒らずに正しい方法を教え、それができたら褒めるという関わり方を心掛けています。子どもから、私からの働きかけに拒否的反応が返ってくるとつらいこともありますが、そうした言動に振り回されず、一人の大人として毅然とした態度を取ることも心掛けています。

 

県職員を目指す人へのメッセージ

 児童相談所をはじめとした社会福祉職の仕事は、対人業務が中心となるため、とてもエネルギーを使いますが、社会の中で重要な役割を担っています。私自身、知識不足と経験不足で悩むこともありますが、上司や先輩職員が助けてくださいます。また、県職員共通の研修だけでなく、福祉職独自の研修も色々あり、手厚く育ててもらっているなと感じています。鳥取県が好きな方、福祉に携わりたい方、ぜひ一緒に働きましょう!

 

ある1日のスケジュール

8時30分 勤務開始 
8時40分 引継ぎ(宿直職員より) 
9時00分 日課の確認など 
10時00分 学習支援 
12時00分 昼食共食 
13時00分 休憩 
14時00分 活動時間(運動など) 
15時00分 児童と掃除、事務作業等 
16時00分 学習支援、余暇活動の見守り 
17時00分

引継ぎ(宿直職員へ) 、事務作業(児童の記録など)

18時00分 退庁 
  

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