基本情報
係長 河村 隆輔
県土整備部 八頭県土整備事務所 道路整備課
平成15年度 採用
これまでの経歴
平成15年4月~ 県土整備部 姫路鳥取線用地事務所
平成18年4月~ 県土整備部 道路企画課
平成19年4月~ 中部総合事務所 県土整備局 道路都市課
平成22年4月~ 東部総合事務所 県土整備局 道路都市課
平成25年4月~ 県土整備部 鳥取空港管理事務所
平成28年4月~ 県土整備部 技術企画課
令和2年4月~ 現所属
現在の業務内容
県道改築事業など道路に関する公共土木工事を担当しています。具体的には工事の予定価格の積算(算出)や、発注した工事の監督業務などを行いますが、設計、用地買収、そのあとの工事開始から完了までの数年にわたる長いスパンの中で、着任している期間の工程を担当することになります。自分が重機を動かすわけではないですが、工事全体をグリップするのは県、担当者の自分ですので、やりがいとともに責任がある仕事です。
仕事のやりがい
自分が直接機械を動かしたりして造ることはしないんですけど、ものができあがってそれが見える仕事ですので、やっぱりいろいろ苦労して発注にこぎつけ、そして完成したものを見たときというのは、やってきてよかったなあという気持ちになります。計画から完成まではとても長いんですが、どうやったらよくなるかを考えて絵にできる、そして最終的にそれが形になるというところが一番の魅力だと思っています。
計画や設計は建設関係コンサルタント、工事は建設業者にお願いしますが、計画から完成まで携わることができるのは職員だけです。
これまでで印象に残った出来事
平成20年度に道路都市課の農道班というところにいたんですが、そのとき最初に任された仕事が谷渡りの大きな橋の新設工事でした。橋を支える2本の柱が高さ40mで、その大きな柱を乗せるための基礎として、直径7.5m、深さ10mの穴にコンクリートを流し込んでいくというものでしたが、当時からその規模の構造物はあまりない中で、工事を発注したり実際に現場に行って監督をしたのがとても印象に残っています。
とにかく規模が大きくて、基礎の入るところの硬さを計る試験でも、1枚800kgある鉄板を200枚用意したりだとか、後にも先にもこんなに大きな規模の工事をやったのはそのときだけです。
本庁と地方機関(現場)との違いについて
本庁では、予算を扱ったり県議会への対応があったりするのと、現場で大きな問題があった際などの協議に応じたりします。あとは、例えば工事を発注する際に必要となる県の技術基準を定めたりするような課などもあります。
地方機関では、基本的に工事を担当することとなります。お金をはじくところからはじまって工事を発注しますが、発注するだけで終わりではなく、地元の方や業者さんといろんなやりとりをしないといけません。
一つ言えるのは、本庁で予算を要求する際は、現場の方で金額をはじくのですが、そのときに本庁側でそれが高いのか安いのか、いるのかいらないのかといった判断はある程度現場を経験しないと分からないです。また、現場でトラブルがあった場合にそれをどう解決していくかといった場合でも、現場の経験がないと厳しい部分があります。
県職員を目指す人へのメッセージ
土木職は、学校でもいろいろ勉強して工学系の人が目指す人が多いと思うんですけど、それに限らず、「ものが造れる、ものができる」ということにあこがれる人であればぜひ目指してほしいと思います。実際働いてみると、勉強してきたことだけではできないこともたくさんあるので、入ってみていろいろ学んだり経験して世界が広がったりしますし、ほかにも国道は誰が管理しているのかなど、今まで知らなかった意外なことがたくさん知れて面白いと思います。みなさんと一緒に働ける日を楽しみにしています!
ある1日のスケジュール
8時30分 |
勤務開始
積算及び関係資料作成
|
12時00分 |
昼休憩 |
13時00分 |
現場確認、立会 |
16時00分 |
書類確認、整理 |
18時00分 |
退庁 |