本書は、鳥取県における古墳の出現、前方後円墳の展開と終焉という問題について、ここ20年ほどの発掘調査成果の蓄積でわかってきたことや新鳥取県史編さん事業の成果に基づいて紹介します。
また、村の様子、中小規模の古墳群からわかる社会の変化、鳥取県内の地域差など、古墳時代の様々なトピックを扱っています。
刊行 令和3年10月
頒布価格 500円
体裁 A5版 107ページ
著者 髙田 健一
頒布窓口 次の各窓口で頒布します。
委託販売窓口
- 鳥取県立博物館(鳥取市東町2丁目124)
- 鳥取市歴史博物館(鳥取市上町88)
- 株式会社今井書店8店舗(吉成店・湖山店・倉吉今井書店・パープルタウン店・本の学校今井ブックセンター・錦町店・アプト店・境港店)
※県外の方、そのほか窓口で直接購入することが困難な方については、配送による頒布もお受けします。詳しくは、「刊行物の購入と発送のご案内」のページをご覧ください。
目次
はじめに
1 弥生墳丘墓から古墳へ
弥生墳丘墓と前期方墳の違い/同棺複数埋葬とは/子ども墓の行方
2 山陰における前方後円(方)墳の出現
伯耆の前期前方後円(方)墳/因幡の前期前方後円墳
3 中期古墳の展開
因幡・伯耆の中期大型前方後円墳
古墳からみる中期中頃の変化/武人層の台頭と中央と地方の関係
4 古墳時代の村と環境
住まいの変化/大型の特殊な建物/砂丘遺跡にみる古墳時代の環境変化
5 横穴式石室の導入と地域性
伯耆における横穴式石室の導入/因幡における横穴式石室の導入/横穴式石室をもたない前方後円墳
6 前方後円墳の終焉
因幡における前方後円墳の終焉/伯耆における前方後円墳の終焉
おわりに
引用・参考文献/あとがき
★ブックレット一覧にもどる
★ブックレット24「鳥取県の鉄道敷設運動」詳細を見る