令和6年度 新鳥取県史を学ぶ講座開催終了のお知らせ
令和6年8月25日(日)とりぎん文化会館第1会議室で開催しました「鳥取県の銅鐸・武器形青銅器の研究」は終了しました。
新鳥取県史編さん事業の考古部会で実施した鳥取県内出土及び県内所在の弥生時代の銅鐸・武器形青銅器(銅矛・銅剣・銅戈)の調査研究の成果の一環として刊行した『鳥取県の銅鐸・武器形青銅器の研究』の内容をご講演いただきます。(下記のチラシをクリックするとPDFデータが開きます)
《日時》令和6年8月25日(日)
午後1時~午後3時30分(受付開始:12時30分)
《定員》100名(申込不要・先着順)
《参加料》無料
《主催》鳥取県立公文書館
【第1部】
「鳥取県の銅鐸についての新たな調査成果」
同じ鋳型で鋳造した銅鐸が7個もある鳥取県立博物館所蔵の伝大阪府出土銅鐸と、出土地が鳥取県日野郡日南町か島根県雲南市木次町か議論があった木山氏所蔵銅鐸について、今回の報告書作成に伴う調査で得られた新知見を紹介します。
【講師】
国立大学法人島根大学客員教授・奈良文化財研究所客員研究員・京都国立博物館客員研究員
難波洋三(なんば ようぞう)氏
1955年兵庫県生まれ。専門は、考古学。
京都大学大学院文学研究科博士課程修了。京都大学文学部助手、京都国立博物館、奈良文化財研究所を経て、現在、奈良文化財研究所名誉研究員、京都国立博物館名誉館員のほか、島根大学客員教授。
主に弥生時代の銅鐸を中心とする考古学的研究に携わり、近世土器、ガンダーラ仏教時代の土器についても独創的な成果を挙げ、注目されている。主な著書・論文に『弥生時代 青銅の祀り』(共著)、「銅鐸」『弥生文化の研究』第6巻など。
【第2部】「久蔵峰銅矛と某神社旧神宝銅剣」
久蔵峰銅矛と某神社旧神宝銅剣は、ともに類を見ない特徴的な武器形青銅器です。両者の形状の由来やその後への影響、サメとみられる線刻絵画などから、両者が鳥取にある意義を論じます。
【講師】
国立大学法人愛媛大学ミュージアム教授
吉田 広(よしだ ひろし)氏
1967年愛媛県生まれ。専門は、考古学。
京都大学大学院文学研究科博士課程修了。京都大学文学部助手を経て、現在、愛媛大学ミュージアム教授。主な著書・論文に「弥生青銅器祭祀の展開と特質」『国立歴史民俗博物館研究報告』第185集、『出雲神庭荒神谷遺跡』(共著)、「柳沢遺跡」(共著)など。
★こちらもお勧め★
鳥取県埋蔵文化財センターにて、令和6年8月24日(土)に「令和6年度鳥取まいぶん講座(第2回)」として、「鳥取県の青銅器」(講師:鳥取県埋蔵文化財センター 係長 西川 徹・要申込)が開催されます。青銅器にご興味のある方はぜひ、こちらの講座にもご参加をお勧めいたします(オンライン参加も可能です)。詳しくは、鳥取県埋蔵文化財センター まいぶん講座まで(電子申請サービスからのお申込みになります)。